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高円宮杯全日本中学校英語弁論大会の応援に行って来ました!

高円宮杯といえば、全国の各都道府県で予選を勝ち抜いた中学生が集まる英語スピーチ大会です。

東京での全国大会の見学


私の英語スクール・メイプルでは、英語スピーチコンテストに向けた指導を専門的にしていて、10年以上前から、全国大会に出場する生徒さんはいたのですが、今年はじめて、東京で行われる全国大会の応援に行ってきました。

今回、メイプルで指導させていただいたのは二人でした。

岡山県代表で教室でレッスンをしていたMさんと、決勝に向けてオンラインで練習を受けていた島根県代表の生徒Mさんが出場しました。(どっちもMさんだ!!)

岡山のMさんは、実は今回全国大会出場が3回目、さらに決勝進出が3回目という常連&強者で、スピーチの内容選びやリサーチから入念に準備をし、練習を重ねてきました。

島根のMさんは、持ち前の明るさとポジティブさで、エネルギー溢れるスピーチをしました。

この大会の出場条件は、英語圏生活経験がない、英語が母語の親と同居していない、インタナショナルスクールに行っていないことなのですが、決勝戦出場者の中には、ネイティブと遜色ない英語の生徒がたくさんいました!

私たちは前日の全国大会予選と、決勝戦の両方を見ることができました。

現地で高円宮杯英語スピーチを見るのは初めてですが、毎年のように決勝戦の動画を見ていたので、年々生徒の英語レベルが上がっているのはわかっていましたが、今年の決勝戦はさらにすごかったです。

コンテストを見る特別な感情

今回のスピーチコンテスト見学は、とても感慨深いものがありました。

なぜなら、今年は私自身が大勢の前で発表をするという機会があったからです。
私のブログをずっと読んでいただいている方はご存じですが、私の英語スクール主催のスピーチ発表会を6月にやった時に、日本人も外国人もスタッフみんなが英語で発表をしたんです。

日本人スタッフは、周到な準備ができていて大成功だったのですが、私はというと、壇上で目の前が真っ暗状態…
途中数秒間、何を言うべきだったか真っ白になるという、目の前が黒かったり、白かったり(笑)、とっても大変な経験でした。

なので、数百人いる人前で発表することがどれだけ怖いことか、痛いほどわかりました。
途中で、スピーチを忘れてしまう生徒が何人かいたのですが、その度に思わず「がんばれ!できる!」って小さく叫んでいる自分がいました。

でも、みんな本当にすごくって、緊張で声が小さくなっている生徒はもちろんいたけど、声が震えたりする人はいなかったです。

みんな立派に発表出来て、それだけで立派だし、すごく貴重な経験だと思いました。

メイプルの生徒たちが決勝に!

メイプルで指導させていただいた二人はどちらも決勝戦に残ることができました。

そして、決勝では二人とも今までで最高のスピーチをすることができて、本当に誇らしかったです。二人の成長を目の当たりにすることができて、幸せでした。

結果は、岡山のMさんが3位に入賞。彼女は、1年生の時からずっと全国大会に出て、そして決勝も3回目という快挙。
でも、その裏には、普段は出てこないけれども、周りの人の期待を汲んでの自分への期待というとてつもなく大きなプレッシャーとの闘いがあるんです。

やればやるほど、もちろん慣れます。でも、頑張れば頑張るほど、自分はもっとできるはずだっていう、これだけやったんだから前よりも成長したいという健全な期待も膨らみます。

大人になればなるほど、こんなプレッシャーって大きくなるものなんですよね。だからこそ、その負荷を背負ってやり抜いたMさんはすごいと思いました!Congratulations!

英語のスピーチで大切なこととは?

さて、英語のスピーチなら発音が大事でしょ?って思うかもしれませんが、発音が不明瞭で伝わらないのは当然ダメですが、発音が良いだけではあまり高く評価されません。

声の大きさ、響き、抑揚、スピード、間、イントネーションという「発音以外のデリバリー技術」をどれだけ効果的に使っているかが大事なんです。

特に、声の大きさは、絶対条件です。
どんなにいいことを言っていても、どんなにきれいな英語を話していても、ちゃんと聞こえないと、評価の対象にしてもらえません。

ただ、声が大きいとそれだけ間違えた音やイントネーション、単語もよく聞こえますので、隠すことができなくなりますよね。
でも、スタートは大きな声で発表することに違いありません・

そして、もちろん、話している内容も納得ができるもので、自分事であることが大事です。
できれば実際の行動を伴っているものであれば、共感を得られます。

今年は、戦争と平和について自分たちができること、マイノリティの立場での経験、身近なテクノロジーとの向き合い方、無関心なその他大勢から自発的に行動できる人になるには?、というテーマが多かったです。

大会を通して、
「Change the world」世界を変える
「You have power」君たちには力がある
というメッセージを主催者側が何度もしっかり伝えていました。
自分の実際の行動で、他の人を導けるようリーダーシップを発揮できる人を後押ししたい!というコンセプトなのだと強く感じました。

入賞者の選出方法も、それに沿ったものだったと思います。

もちろん、審査員の主観が反映されているところもあるし、大会のあり方や今後の姿を入賞者で表現することも考慮されていたと思います。

毎回、一人一人の立場に立って、正当に審査し評価してほしいと思うのは当然なのですが、それは主催者側が決めることで、それを承知で出場者は出なければいけないです。

それに、何がフェアなのか、この経験を通してどのように生徒たちだ成長するのかは、結局は未来になってみないとわからないんじゃないかと思いました。

生徒たちが今回だけでなく、これからも何度もいろんな場面で自分の言葉で表現すること、英語で表現することを続けていけば、必ず今よりも上手になるし、今よりも高く評価されるチャンスは増えるとおもいます。

なので、私がこの英語弁論大会を見学して、中学生のみんなに伝えたいメッセージは、結果から受ける感情は一時的なことでしかないです。この結果をもとに、今後どれだけ自分を伸ばし、何度も土俵に立つチャンスを求めていくことで、あなたたちはさらにもっと伸びていきます。

学校のテストのように正解がないのが、表現の世界です。
でも、だからこそ、あなたたち一人一人の色が出せるし、もっともっと改善していくことができます。

表現は力です。
英語はよりたくさんの人に伝える素晴らしい力です。
そしてあなたたちは若いです。

この「3つの力」をしっかり掛け算して、英語で世界を変えていってください。

応援しています!


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