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バリ島の空港の長蛇の列と偶然の出会い:バリ島①
先日、バリ島に1週間行ったんですが、その時に意識してやったことがあるんですよ。それは、「今までやったことがないことは、とりあえず挑戦してみる」こと。
そんな気持ちで到着したバリ島の空港でのこと。
バリ島の空港で、チェコからのカップルとまさかの意気投合
バリ島に着いて、まずやらなきゃいけなかったのが「Visa on Arrival(VOA)」の購入。
これが1人5000円くらいなんだけど、空港は観光客でごった返してて、めちゃくちゃ長い列ができてたんですよね。
仕方なく並んで待ってたんですけど、そのとき、ちょうど私たちの前に並んでたカップルが気さくに話しかけてきたんです。
彼らはチェコ共和国から来たカップルで、ソロとマルティネズ。
彼が「仕事何してるの?」って聞いてきたので、「英語教室やってるんだよ」って答えたら、「自分も体操教室やってるんだ!」って。しかも彼、まだ27歳なのに、自分の教室持ってて、スタッフが14人もいるらしいんです。うちの息子と同い年なのに、すごいよなぁって感心しちゃいました。
ソロは4ヶ月間もアジアを旅してて、これまで日本やベトナムにも滞在してたそうです。
マルティネズは、ソフトウェアのフリーランスのプログラマー。デジタルノマドってことですね、で、二人で旅行してる。
ソロは、旅の途中でプロモーションを兼ねて、自分の体操教室の活動を広めているんだとか。
話が弾んでいるうちに、私が最近カリステニクス(自重トレーニング)に興味を持っていて、いつかは自立倒立したいんだってことを伝えると、ソロが「じゃあ、教えてあげるよ!」って言ってくれたんです。
「ほんとに?」って思いながらも、せっかくだからWhatsAppで連絡先を交換しました。
ただ、こういう旅先での出会いって、その場では盛り上がるけど、後で本当に会うことってあんまりないじゃないですか?
だから「まあ、実際に会えるかな?」くらいに思ってました。
でも、こういう偶然の出会いが、まさか自分の挑戦につながるなんて、ちょっとワクワクしてきたんですよね。
約束通りソロと砂浜で初めての倒立レッスン
私たちが滞在していたヌサドゥアという地域からソロがいるチャングーまで、Grabで1時間くらいかけて向かいました。
正直、「本当に彼に会えるのかな?」ってちょっと疑ってたんですよね。だって、旅先の出会いで後日ちゃんと会うことって、なかなかないじゃないですか?
でも、ソロは本当に待っててくれました。
そして、砂浜でいよいよ倒立のレッスン開始。
ソロはさすが体操のプロだけあって、倒立する前のストレッチからしてめちゃくちゃ丁寧だったんです!
腕や股関節はもちろん、指先、手首、肘、そして首の筋肉まで、まるで全身を隅々まで目覚めさせるように、ゆっくり時間をかけてストレッチするんです。
特に印象的だったのは、開脚の動きを11段階に分けてゆっくり進める方法と、指に重心をかけるための指先と手首の入念な柔軟。
細かいけど、こういうところが大事なんだなぁって実感しました。
いよいよ倒立に挑戦!
でも私は、倒立なんてやったことがないし、倒れたら首や背中を痛めるんじゃないかって怖かったんです。
でもソロが優しく「大丈夫、大丈夫。ゆっくりやろう!」って言ってくれたおかげで、少しずつ勇気が出てきて。
プロの指導でできた初めての3秒倒立
最初は全然うまくいかなかったんですが、何度か試してるうちに、なんと3秒間だけど、初めて倒立に成功!ほんの2,3秒ほどだったけど、もうめちゃくちゃ嬉しくて。
その瞬間、「ああ、教えるプロから習うとこんなに違うんだな!」って思いました。
これは、ソロのインスタ動画に出てる私。
ヨガのカラスのポーズもうまくできない状態からの倒立なので、なんのこっちゃ?なんですが、砂浜倒立の証拠映像です(笑)
さらに、ソロは「動画を撮って、自分のフォームをチェックするといいよ」ってアドバイスもくれました。
「動画撮ったら送ってね!見てあげるから!」って。
翌日、砂浜で自主練をしている様子を動画に撮ってソロに送ったら、
「指を信頼して体重を預けてごらん。きっとできるから!」って、アドバイスをくれました。
新しい自分に出会えた瞬間
ソロに教えてもらった指と手首の柔軟と筋トレと、動画を撮り始めたおかげで、足りない筋肉をつける方法も見つかり、どこが足りないのか自分でも分析できるようになって、もっと練習したいという気持ちが湧いてきました。
こうして、砂浜での倒立レッスンは、ただの挑戦を超えて、新しい自分に出会えた瞬間になりました。
次の目標は、もう少し長く倒立できるようになること!この調子で練習を続けていきます。
そして、ソロは「次は日本で体操レッスンをしてあげるからね!それまで、しっかり練習しておいてね!」って、メッセージをくれたので、日本での再会に向けて、しっかり練習して成果を出せるように、毎日一人で倒立の特訓してます。
英語を諦めずにやってきたからこその今
こうやって、いろんな国の人とつながって、たくさん話をしたり、忘れられない思い出を作れるのも、英語が思うように話せるからこそだなぁと思いました。
28年前に、カナダに住んでいながらも、英語が全然通じないからって引きこもりになってた私でしたが、諦めずに続けてよかった!と本当に思いました。
って、英語を教えてはいますが、まだまだ知らないことがたくさんあるし、顔には出さないように努力してますが、根っからの小心者の私は、おっかなびっくりで英語を使ってるんですよ。
そんな私は、英語が通じなかったときの、あのシラーっとした空気は、誰よりも苦手ですが、あの居心地の悪い沈黙が何度も起こったのが、バリ島での観光タクシーの運転手さんとの会話でした。
次は、現地で仲良くなったアメリカ人カップルとの観光タクシー旅行の話をしますので、お楽しみに!