音読とリスニングの関係
皆さん、音読はされていますか?
今どの英語学習法本を読んでも音読がすごく薦められています。
では音読は英語のどのスキルに効果があるんでしょうか?
音読の効果
1.音のインプット
音源を活用して、同じ発音、リズム、強弱をつけて練習することで英語の音を効果的にインプットできます。シャドーイングとかオーバーラッピングでさらに上積みできます。
2.意味のインプット
意味をしっかりと理解した英文を音読することで、英文の内容とそれを表す文法と単語をインプットできます。逆に、読んだり聞いたりして理解できない文を何度音読しても、意味のインプット効果はありません。
3.英文理解スピードの向上
ゆっくり読んだり、聞いたりしたらわかる英文を、音源の速度で読めるまで練習することで理解スピードが上がります。
効果的でない音読
ここで大事なことは、理解できない英文を音読しても音を把握する力しか上がらないという点です。
リスニング力って音がわかる力だと思っている方が多いですが、意味と音がつながって初めて英文理解に至ります。
igloo
イグルー
この単語を100回音読して、理解に至るでしょうか。絶対に無理です。
ちなみに意味はイヌイットの住む「かまくら」です。
なので和訳でも辞書でもいいので
確認して、意味をわかった英文を音読すると効果的です。
そういった意味ではTOEICのような受動的なリスニングテストで音読なしでスコアを上げることは可能です。ただし音読を通じて音のインプットをしておくと、初見の英文でも聞き取り精度が上がりますし、リーディングの理解速度も上がるので、結果的に音読は効率的な学習法と言えます。
ちなみに1と2のインプット効果は結構な反復回数が求められますが(人によって60回とか100回とか500回とか!)、分散効果で日をまたいだほううが定着するので、1日10回を週6回とか、のんびりかまえましょう。
私自身は以前は大の音読ギライで、音読は全くせずにリスニング450点を越えました。そこからリスニング満点にはシャドーイングが大いに役立ったとという経験があります。
特にTOEICでリーディングのほうがリスニングよりスコアの高い方は音読トレーニングを始めるだけでリスニングスコアが一気に挽回することが多いです。
正しい理解で効率的な学習をして英語力を高めましょう。
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