
かわる育休
区役所に掲示されてたポスター。
「取るでしょ、育休。」
うーん…違和感。
4月から順次、育児・介護休業法改正が施行されていき、産後の女性の配偶者も出生時育児休業という名前で産休が取れたり、今までは育休は一人の子供に付き1回(パパ休暇は例外)しか取れなかったのが取れるようになったり…と『母親が子供を育てる』という無言の圧力が緩和される法改正となります。
産後は絶対母親一人では育児できないし、それぞれの実家の協力があるとも限らない(今は子育てと介護が重なる時代だからなおさら)。そんな中、父親も産後ケアのために育休とは別に『産休』が取れるのは安心するよね。
ただ、『出生時育児休業』は、出産した人の配偶者に限られるってところに、「もう少し柔軟性があってもいいのにぃ〜」という思いも。これから段階的に変わっていけばいいな。
冒頭の「取るでしょ、育休。」
これに違和感を覚えたのは、『取るか取らないかは当事者の自由』なのに…ということ。男性が育休を取りやすくなることは喜ばしいことだし、あるべき姿。
でも、男性が育休を取るか取らないかは、その夫婦が話し合って決めるべきことですよね。
ちゃんと『話し合いをした』前提で、育休を取らない選択肢をした夫婦が逆に肩身の狭い思いしなければいいなぁと思うし、私自身、育休後アドバイザーとして意識しておかないといけない点だと感じました。