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(サッカー)2024.5.19_J1_FC東京×横浜F・マリノス@味スタ

match memo

前日の土曜日は気温が30℃を記録する暑さとなった東京だが、試合日となった今日は幾分か落ち着いたコンディション。東京は味スタに横浜F・マリノスを迎えての一戦だ。東京は水曜日に行われたアウェイ・名古屋戦で1-3と敗れており、連敗だけは防ぎたい大事な一戦。一方の横浜も今季はリーグ戦でなかなか波に乗れていない。横浜は来週末にACL決勝のアウェイでの第2戦を控えており、チームマネジメントが難しい中での試合でもある。

立ち上がりから大味な展開となりながらも両者決定打を欠く中、先制したのはアウェイチーム。25分に南泰煕がエリア外からのコントロールショットを沈めて0-1。前線になかなかボールが収まらない難しい試合を強いられていた横浜にとって大きな先制点だ。一方の東京は後方から良いパスを出すことができずにフラストレーションが溜まる展開。前半の終盤にやや押し込むものの、横浜の1点リードで前半を終える。

後半は東京が頭からギアを上げて攻勢をかける。開始早々のサイド攻撃からの荒木の決定機は惜しくも逃してしまうものの、55分に左サイドの押し込みから中央へボールが入ったところに詰めていた長友がシュートを叩き込んで1-1の同点に追いつく。その後、3トップを全員取り換える思い切った交代策をとった横浜に対して東京も守勢に回る時間があり、一進一退の攻防が続いたが、その後は再び両者決定力を欠いた。後半ATに東京が最後の攻勢を仕掛け、仲川がフィニッシュに持ち込むビッグチャンスを迎えたが、これも僅かに枠を逸れて試合終了。東京は連敗を免れての勝点1奪取となった。

前半はなかなか波に乗り切れない雰囲気があった両チームだったが、先制点をきっかけに流れが行き来するようになり、結果的には良い盛り上がりとなったゲームだった。東京は先制点こそ許したものの後半の早い時間帯で追いつき、交代策も悪くなかっただけに、できれば勝点3まで持っていきたかった悔しいドローといえる。ただ連敗しなかったことはポジティブに捉えるべきだろう。横浜もACL決勝を控えての難しいゲームだったが、選手のコンディションを考慮しながら勝点1を持ち帰るしたたかさを見せた。今日は対戦相手であったが、来週のACL決勝では健闘を祈りたい。

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