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【Tomoheeの深める気まぐれエッセイ】第一回テーマ:「春」

深めるシネマ倶楽部会員の皆様、こちらではご無沙汰しております。Tomoheeでございます。

さてさて、ポッドキャストの『【番外編】深める新年会2025』で予告しておりました、

『コミュニティを少しでも充実させるための新企画として、Tomoheeがエッセイ的な何かを不定期で書く(お題やテーマは、会員の皆様から募集するかもしないかも)』

の、第1回でございます。

……と、書こう書こうと思っていたものの、「何でもいいからエッセイ的な何か」を書くというのが想像以上に難しくてですね、、

「やばいこのままだと1月終わっちゃう!なんか昔書いたものでいいから残ってないか?!」と、焦燥感を両の手に込め、私用Googleドライブ内を血眼になって捜索したところ、ありました!なんか文章が!

ということで第1回は、過去に僕が依頼されて書いたエッセイを、華麗に転載することで乗り切ろうと思います。ずるいね!

さて、こちらのエッセイはですね、昨年3月、友人のバンドがZINE(自費出版の小冊子のこと)を制作する際に、寄稿してほしいとお願いされて書いたものです。

少しそのバンドの紹介をさせてくださいね。バンド名は「空間」といいます。主に大分/別府や福岡で活動している、二人組のパンクバンドです。お二人はバンドマンであると同時に、それぞれが美術家でもあります。

空間
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ライブは、美術作品を展示するためのギャラリーや、イベントスペースとしても使われるカフェなどで、個展とあわせて行うことが多いです。ライブハウスに出ないという方針があるわけではなく、自然な流れでそうなっているそうです。二人が作る「空間」のなかで、演奏する。今はそういうスタイルのようです。

聞いてみていただければ伝わると思うのですが、彼らの音は「いわゆるパンクらしいもの」ではありません。ジャンルとして、ノイズとかアンビエントに近いとも言えますが、そうだとも言えません。曲もかっちり固まっているわけではありません。かといって、いわゆる即興演奏でもありません。

僕の印象では、二人の演奏は「会話」そのものです。

どちらからともなくふと始まり、自然と流れが生まれ、盛り上がりがあるかと思えば、また無理なく静けさが訪れ、かと思えば別の流れが始まり……

カフェでライブを見た時などまさに、「隣のテーブルの二人組の会話がふと聞こえてきて、なんとなく面白いから聞き耳を立てている、ちょっと贅沢な時間」という感じでした。

そこにあるのは「自由さ」で、だから、聞いているこっちも少し自由になります。自由が感染するんですね。そういう意味で、空間は確実にパンクバンドです。

……とまあ少し長くなりました!やっぱり文章を書くのは楽しいですねー。読んでいる皆様が、意味がわからなくてポカンとしていないことを祈ります!笑

さて、そのバンド「空間」さんがZINEを作る時に、「バンドの外側の要素を入れてみたい」ということで、僕に文章を依頼してくれたのでした。その際、「テーマは“春”で」とお願いされまして、自由に連想して書き上げたのが下記エッセイです。

さらに!こっからが大事です!このエッセイ企画、ひとつ要素が足されることになりました。

なんと!トリビアさんが、「Tomoheeが書いたエッセイを読んで、思い浮かんだ映画を1本紹介してくれる」そうです!

要するに、「この文章には、この映画が(色んな意味で)合うね」ということですね。冷奴には日本酒が合うよね、みたいな。みんなは肉料理の時は赤ワインって言うけど、僕は麦茶一択だと思うね、みたいな。多分そういう感じです。

ということで、このコミュニティの企画、つまりこういうことになります。

『コミュニティを少しでも充実させるための新企画として、会員の皆様からお題やテーマを募集したり、我々が勝手にお題やテーマを決めたりして、それをもとにTomoheeがエッセイ的な何かを書き、それを読んだトリビアさんが映画を1本選んで合わせてみる』

です。長い!でもとりあえずやってみよう!

それでは、深めるシネマ倶楽部『お題エッセイ&映画カップリング企画』第1回、テーマは「春」です。思いっきり季節外れですが、再来月くらいに思いを馳せながらどうぞ!!

(あ、お題の募集はですね、この記事のコメント欄でもメールフォームでもDMでも何でもいいので、もし良かったら送ってください。「春」みたいな単語でもいいし、文章でもいいです。まだ企画フォーマット固まってないので、とりあえず何でもどうぞ〜)


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