見出し画像

『散り椿』

『散り椿』(2018)をようやく見た。
「ようやく」というのは。

長らくカメラマンとして活躍してきた木村大作の、初監督映画『劔岳 点の記』(2009)を観たことから始まる。

それは、それで素晴らしい映画(映像)だと感心したのだ、けれども、キャスティングにチョット違和感を感じた。

行者役の夏八木勲で。
測量部長(陸軍少将)役が笹野高史だったから、よけい。。??これは逆だろー!と。

二作め『春を背負って』(2014)も見てみた、案の定だ!と思ったのだった。
笹本涼平の小説を先に読んでいたし、その映画の舞台を、また北アルプスにしてしまったのも気になった。

それで、三作めをまた撮るというニュースを目にした時から、気になっていたものだったのだ。それが、今ごろになってDVDで見ることができたから、「ようやく」というわけ。

結果から書くと。

いやぁ~~~~。。!良かった!感心した!

これは、原作(葉室麟)や脚本(小泉喬史)の素晴らしさ!ということもできるかとは思うが、

それにしても、すべてロケ撮影で(セットはつかってないそうだ)、気になったところがあったにしても、映画化したというそれだけで、大したものだと思う。

確か、以前に(よくぞロケ地を見つけてきているなぁ!と)そう思った時代劇映画があったはずだが、・・?すぐに思い出せない。

脚本の素晴らしさに加えて、おそらくキャスティングの専門家をスタッフにしていると思う、けれど。

岡田准一(の方)がさほど高くないのか?or西島秀俊が背が高いのか?、二人の立ち合いシーンも、うまく撮ってある。

その、殺陣。
凄い!と思う殺陣シーンがいくつもある。

雪が降っている中でのところや、雨降りだしたシーン、等々。

まだ、一度見ただけだから、少し間をあけて、また見てみたい!、そう思っている。

そう思わされる、そういう映画だ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?