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小説、『神様のパズル』
この本、2006年に読んでいた。(^^;
mixiの日記の方を調べていたら、判明した。
なので、機本伸司の小説は、やっぱり『神様のパズル』が最初だったのだ。
第三回小松左京賞受賞作
『神様のパズル』
機本伸司、著。ハルキ文庫、刊。
はたして宇宙はほんとに造れるのか?
はたしてそれが実現しうるのか・・?
誰でも星空を見上げて、宇宙の広大な時空間に思いをはせた事があると思うけど・・考えれば考える程わかんなくなって、不思議につつまれてしまう。
ほんとうに宇宙は無から始まったのか・ビックバンの前は・果ての向うは・光速より早いものはあるのか・四つの力の統一理論は・物質とエネルギーは等価とは・云々。
そして、究極の疑問。
やはり、自分の事になっていくんですね。 -存在の意味。
物理学でそれすら解けると思った人が登場してます。
巨大な、粒子高速加速器“むげん”のクロスポイントの下に田んぼがあって、みんなで体をつかって稲刈りして、その後
とれたての新米を一緒に食べる場面で、老人がぽつりと呟く、
「これなんだな」と。
そういうことなんだろう・
若者が主人公で、
宇宙に思いを馳せたくなる様な、同じ様な雰囲気ので(ちょっと前の刊行本だが) 日本ファンタジー大賞受賞作で『星虫』 というのがあって、私はこっちのがいいかなと・・