第四の壁
『カイロの紫のバラ』を検索して、「第四の壁」という語を初めて知った。 のだと、思う?(異化効果という語は知っていたんだけど。)
私は、演劇は殆ど観ない。好きではない。
舞台の演者をどうとらえていいか解らない。勿論、現実の人間ではないとの了解のうえであるとは解るのだけれど。
どーも、第四の壁が好きになれない。
映画のがずっとまし、だと思う。
以下、ウィキペディアより。
【第四の壁とは、プロセニアム・アーチ付きの舞台の正面に位置する想像上の透明な壁のことであり、フィクションである演劇内の世界と観客のいる現実世界との境界である。この概念はシェークスピア以前から存在した。】
【この言葉は劇場で生まれた。すなわち、普通の三つの壁に覆われた舞台が、言葉通り「第四の壁」を生んだのである。・・・第四の壁は、フィクションと観客との間にある不信の停止(観客がフィクションをみている間、「こんなこと実際には起こるわけない」といった不粋な突っ込みを抑えること)の一部である。 通常、観客は第四の壁の存在を意識することなく受け入れており、劇を楽しんでいる。】
【この用語が初めて用いられたのは、ベルトルト・ブレヒトが、コンスタンチン・スタニスラフスキーの演劇論を元にして作り上げた『叙事演劇』の理論の中でである。演者が観客に呼び掛けたり舞台の外にある事物と関わったりすることで、観客がより能動的に劇を見るようしむけた。ブレヒトは意図的に第四の壁を壊すことで知られており、観客に、見ている事象を批判的に考えるよう促した。こういう効果は、「異化効果」と呼ばれている。】