佐々木譲&我に撃つ用意あり

佐々木譲の『ワシントン封印工作』(文春文庫本)を、再度読んでいるんだけど。いやぁ~~!面白い。
太平洋戦争に大変関心興味があって半藤一利や保坂正康などの本も読んでいるけど。この小説は、実録ものではないながら、さもありなん!と思うところ満載。日米開戦前の、アメリカ・ワシントンDCの日本大使館をめぐる物語にしたところが、実にいい。
佐々木譲の小説は、この他に、『エトロフ発緊急電』(’89)と『ストックホルムの密使』(’94)を読んだ。
第二次大戦秘話三部作と云われている、一作めの『ベルリン飛行指令』(’1988)には、(どういうわけか?)まだ手がでていない。
私としては、この『ワシントン封印工作』を入れてほしいところなのだが。登場人物の関連からして、入らないのだろう。出版年次からいっても、『ワシントン封印工作』は後の方(1997年)だ。
最近では、警察小説が多いような・・?、と思って、「佐々木譲」で検索してみたら、、そうでもなかった。この作家、、凄い!感じ。何しろ、高卒で、しかも作家歴30年で直木賞受賞って・・!?なかなかいないんじゃない?
もっと読みたくなっている。
そうそう!
映画『我に撃つ用意あり』(’90)が、佐々木譲原作ものだった。監督、若松孝二、主演、原田芳雄。と、桃井かおり。
この映画の主題歌が、また良かった!「新宿心中」、作詞阿木ようこ、作曲宇崎竜童。
原田芳雄の歌、いいねぇ~
https://youtu.be/oge1s9LI6XY

で。佐々木譲、といえば、『鉄騎兵飛んだ』(’80)。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E9%A8%8E%E5%85%B5%E3%80%81%E8%B7%B3%E3%82%93%E3%81%A0
むかぁ~し、観たことある。
けれども、かなり曖昧。ただ、面白かった印象記憶のみ。
この映画、なかなか興味深いとこある。
ジョー山中、作詞作曲の主題歌を、松田優作が歌っている。そして、助監督に池田敏春!
キャストに、まだ新人だった石田純一。熊谷美由紀、竹田かほり。
熊谷美由紀は、後に松田優作と結婚することになる、のだけれど、この映画が縁になったわけではなかった。
監督は小沢啓一、という人だけど。私はよくは知らない。渡哲也主演の『無頼』シリーズを監督している、という程度。

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