『君よ憤怒の河を渡れ』(1976)
ツッコミどころ満載でした!
ネット検索すれば、レビューも色々出ていて、私のツッコミどころも同じ。
中野良子との出会いや濡れ場や、馬が新宿の街中に登場してくるとこや、セスナ機操縦しちゃうことや(離陸して旋回してくるの不思議だし着水シーンミニチュアってもろバレだし)、その後の逃亡シーンも長野県善光寺とか山梨県とかほんとに必要だったの?、西村晃への発砲シーンも、?警察官の原田芳雄が撃っちゃてそれで正当防衛とか言っちゃて。
なぁ~~~んかね~。。?
その場当たり的ご都合シーンの繋ぎ、多すぎやせんかい。
これが中国でヒットしたとかいうのも、?この内容で?ほんまかいな?
と、。
以上の様に書いたのは、2017年のことだった。
改めて、検索してみた。
この映画は、大映社長だった永田雅一の、映画プロデューサー復帰作品だが、永田雅一に資金はなく、映画製作費は徳間康快が都合したそうで、Wikipediaでのスタッフ欄に、徳間康快は「製作協力」となっていた。
1906年生まれの永田雅一、70歳。没年は1985年になっているから、その後九年間あるけれど、この『君よ憤怒の河を渡れ』の後にも映画製作したのかどうか?は、判らなかった。
中国で大評判だった、ということについては。
中国での公開が文化大革命の後だったという事情があった、そうだ。
ともかく。
映画黄金期を体現してきた様な永田雅一(永田ラッパ)の復帰映画、と思ってみてみるならば、これはこれで、何かしら歴史的な映画、という気がしてきた。