往復書簡・映画館の話をしよう「映画館でのわたしの流儀②」(大浦奈都子)
山口さん、「映画館でのわたしの流儀」とても楽しく拝読しました!
まさかあんなに真剣に、予告編でもないCMを観ている人がいるなんて全く思っておらず爆笑しながら読みました。「続きはWEBで」で本当にWEBまで観るなんて・・・!京本政樹の必見シリーズ、確かに観なくなったなぁ、そう考えるとまた観たい欲がふつふつと湧いてきます。
わたしの場合はCM、ほとんど見ないのが流儀です。
ほら、肩こり酷いじゃないですか(「好きな席はどこですか?」回読んでください)。それに尿意も心配だから座っている時間を少しでも短くするためにいつもギリッギリに劇場に入るんですよ。だからミッドランドスクエアシネマで予告の前に上映されていえる短編映画、1度も観られたことないのです・・・。それに、予告編さえもぼーーっとしていてあんまり観ていないんですよね。
話の流れでトイレ問題を先にお話しすると、わたし、トイレ近いんです。チケット買う前に1度、劇場に入る直前にもう1度行くように心がけています。
ですから、コンセッションでドリンクはほとんど買いません。買ってもほんのちょびっとしか飲まず、エンドロールで氷溶け溶けの薄いジュールを飲み干す羽目になる、という失敗を何度もしてきました。
劇場に入るのがギリギリなら、チケットを買うのもギリギリです。
余裕を持って先にチケット買っちゃうと、思いがけず自分の列だけ人いっぱい!なんてことありませんか?わたしはとにかく周りに人が少ない状況を好む(「好きな席はどこですか?」回読んでください)ので、ギリギリの時間で空いている場所を選ぶのです。でもこれが災いして、「おい!明らかにそこ、あんたが取った席じゃあないでしょううう!?」という席に座っている人がいる、なんてこともしばしば。その人はわざとらしくチケットの席を確認して、元居た場所に戻って行ってくれる、なんてこともしばしば。
周りに人が少ない状況を好みますので、大ヒット映画はいつも後回し。上映終了間近に駆け込むタイプです。
シネマスコーレで働きはじめて、初日に駆けつける人があまりに多いことに驚きました。そのままヒットが続くこともありますが、2日目から嘘のようにお客さんが少なくなり、初日の華々しい記憶が幻のように遠のいてく・・・という悲しきあるあるがあります。映画も鮮度が大事なのですね。
ナゴヤキネマ・ノイさんやスコーレは月間でスケジュールを出しますが、上映終了日が決まっていない映画にはいつもヒヤヒヤです。「今日観ないと来週は早朝上映になって、再来週には終わってしまいそうな映画」・・・つまり、「ヒットしなかった映画」に常に目を光らせなければなりません。
「ううう、次の休みはこの映画を見ると決めていたけれど、もうレイトショー1回になってしまっている!ということは今週観ておかなければか!?」とぐるぐる考えて、今週も、歯医者や美容院や整体を後回しにしてしまうのです。
ああ、なんだか流儀というより映画館あるある&ルーティーンですね!
山口さんはよく、公開してすぐ見ているイメージがあるのですが、いかがですか?