【映画で学ぶ】人の可能性を信じるあり方(映画 キネマの神様 より)
どうして、あの人はこんなにやる気がなさそうにしているのだろう。
なぜ、自分はこんな風になってしまったのだろうか?
人と関わる中で、1度は感じたことのあるこうした感覚。
後悔かもしれない。何かがきっかけで傷ついてしまったのかもしれない。
けれど、私たちはそのことを忘れ、「今の姿」だけを観て考えてしまう。
あなたが思い浮かべた人は、本当に「やる気がない人」なのでしょうか?
あなた自身は本当に「なりたくて今の姿になっている」のでしょうか?
もし、この2つのことに、ちょっとでも心が揺さぶられる感覚があったなら、この後紹介する視点を通して、ぜひ映画をご覧になってみてくださいね。
また、人の生き方・あり方を支援している方の中には、
「あの人はもう変わらないから」とちょっぴり諦め感を持つ瞬間もあると
思います。
そんな方にも、エールをくれる本作。
早速紹介してまいりますね。
1.映画 キネマの神様 あらすじは??
酒とギャンブルに溺れる1人のおじいさん。
そして、おじいさんの行動に悩む家族がいた。
ある日、家に借金の取り立てが来たこと、
一人娘が、新たな職探しに苦しむタイミングで、
家族がおじいさんの通帳とクレジットカードを取り上げることを決意する。おじいさんに残されたのは、テアトル銀幕で映画を観ることだけだった。
ある日、映画を観に行ったおじいさんは、
助監督として撮影に携わった1本の映画と再会する。
若かりし頃、名監督の下で熱心に学んでいた主人公は
なぜ、自暴自棄になってしまったのか。
現在AmazonPrimeにて視聴が可能な作品です!
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2.人の可能性を信じるあり方とは?
おじいさんなんていなくなっちゃえばいいのに。
実の娘が、おじいさん(父)の素行に我慢ならず、
自分の中で感じていたことでした。
自分自身も再就職のために動かなくてはならず大変なのに。
どうして、大変なことを背負わなくてはならないのか。
夫婦の問題なのだから、もっとおばあさん(母)にしっかりしてほしい。
なぜ、おばあさん(母)は、借金を作ってギャンブルに溺れるような
おじいさん(父)と一緒に過ごしているの?
直接問いただし、改善する気がないのなら、離婚をして縁を切らないとダメと迫る。
そんな状況の中、おじいさんの過去。
映画監督を志していたころの物語に触れた子がいました。
そして、おじいさんの作ったものを面白いと感じ、素直にフィードバックしながら、一緒に作品作りに励もうと声をかけたのでした。
借金取りに追われるおじいさんの姿を見ながらも、
それでも、おじいさんの面白い才能を認め、共に関わることを選んだ子。
彼の関わりは、おじいさんの人生の最後に大きな変化をもたらすのでした。
「なぜ、あの子はおじいさんのことを受け入れられたのか。」
映画なので、非常に分かりやすく描かれています。
ですが、これを自分自身に当てはめて考えてみるとどうでしょう?
なぜ、私は、あの人のことを受け入れられないのか?
自分自身が見えていないあの人の姿とは?
きっと色々な視点で考えることのできる瞬間が訪れると思います。
単に考えるよりも、目の前の物語をきっかけにより深く考える。
そんな時間をぜひ、持ってみてくださいね。
3.最後に
映画はあらゆる出来事を客観的に見る視点を与えてくれます。
そして、誰かに感情移入することで、主観的にも考えることができます。
自分自身の人生で考える時、「客観的に見ること」と「主観的に考えること」を両立するのはなかなか困難なことです。
だからこそ、僕自身は映画を観て、映画で学ぶ。
そんな感覚が成立するのだと感じています。
映画で語るキャリア塾では、
月に1回、映画で語るクラスを開講しています。
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同じ映画を観て、語り合い、自身の在り方を変えるヒントを得る時間です。
次回は2月8日(水)20時~22時まで
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それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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