天火 SKY FIRE / ボルケーノ・パーク(2020年11月20日劇場公開)
活火山の天火島にリゾートホテルを建設すること自体どうかと思いますが、どこかの火山大国も沢山原発を作っているので、あり得ない話でもないです。そういう設定の映画です。
当然、火山映画史上最大量の火山弾が降り注ぎます。
人間ドラマの方も適度に見せ場を繋いで、危険なところに飛び込んでいかざるを得ないシチュエーションを作り出しています。サイモン・ウエスト監督流石の手際の良さです。
美男美女を揃えてアクションもかなり頑張っています。今まで見たことのないプロポーズシーンもあります。
本国ポスターのこのシーンなど、手に汗握ります。
火山弾が恐竜のように襲いかかります。
『ジュラシック・ワールド炎の王国』から恐竜を除いた映画ですが、火山の暴れっぷりがとんでもないレベル。
火山映画の中でもそのスケールはMEG・ザ・モンスター級です。
ハリウッドでもこれだけ予算をかけたパニック映画はもう製作できない今、中国映画の観客の趣向に合わせたこういうパニック映画が増えるでしょうね。
日本版のこのポスターからは中国映画という情報のヒントすらないですね。どう見てもハリウッド映画。中国映画として宣伝するのをためらっているかのようです。どこの国の映画でもいいのです、面白ければ。