SE PERMETTETE PARLIAMO DI DONNE / もしお許し願えれば女について話しましょう（1964年12月20日劇場公開）

何故か手元にあるブルーレイやDVD。たぶん買い求めた時には見たいと思ったからなんでしょうけど、そのまま見ずにずーっとほっておくとどうして買ったのかすら思い出せない始末。そんなコレクションの中から見ました。

もちろんエットレ・スコラは大好きな監督なのでコレクションにあっても不思議はなかったのですが、見てみると女性観が見事なまでに男性優位の立場からのそれ。

ヴィットリオ・ガスマンの人気が絶頂の頃の企画なんでしょうね。第１話から第９話まで全てに主演ですから。どれも基本的に女性を小馬鹿にした、男性の所有物という古い価値観のエピソード。それをシニカルに笑い飛ばすようなコメディ。今の時代にはプロデュース出来ないプロットです。

というわけで見てしまった今でも何故このソフトが手元にあるのか謎のままです。