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PARIS, TEXAS / パリ、テキサス(1985年4月27日劇場公開)

例によって、タグラインを見てみると、

4年間行方不明だったトラヴィス・ヘンダーソンは、砂漠をさまよい、社会、自分自身、人生、そして家族との絆を取り戻さなければならない。

IMDBより

40年前の映画でもテーマと描き方にオリジナリティがあるから全く古びていませんね。今の価値観ではこうはならないという違和感が全くない映画。

トラヴィス・ヘンダーソン(ハリー・ディーン・スタントン)

ふとメロンパンのことを思い出しました。メロンじゃないけどメロンパン。フランスのパリではないけどテキサスのパリ。

ハンター・ヘンダーソン(ハンター・カーソン、本作の脚本家の息子さん)

ロードムービーの傑作と言われていますが、評価されているのはロードムービー部分ではないですよね。

ジェーン・ヘンダーソン(ナスターシャ・キンスキー)

やはり、ジェーンとの覗き部屋での一連の会話ですよね。名場面と言われているのは。今回初めて見てその映画的な仕掛けに感心しました。

この覗き部屋のセット内、40℃だったそうです、照明のせいで

全ての映画は『パリ、テキサス』かも知れません。要するに憧れがないと生きていけないけど、憧れは現実ではないと認識することでしか生きていけないという意味において。

40周年4Kレストア版ポスター



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eigadays
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