ESCAPE FROM PRETORIA /プリズン・エスケープ脱出への10の鍵 (2020年9月18日劇場公開)
フランシス・アナン監督の長編デビュー作、その作品にダニエル・ラドクリフが主演するということは、新しい才能への支援だと思います。
ダニエル・ラドクリフのハリー・ポッターシリーズ以降のフィルモグラフィーを見ると、映画界への恩返しの為に作品を選んでいるように思います。
本作もヒロイックな役ではなく、オタク気質の政治活動家ですが、彼が演じることにより魅力溢れるキャラクターになっています。
注目すべきは脱獄の方法で、「その手があったか!」というコロンブスの卵的な驚きが見ていて何とも心地いいです。
アパルトヘイト時代の南アフリカ、プレトリアの刑務所の物語ですからいくらでも政治色を濃く描けるところを脱獄アクションに徹した見事な映画だと思います。
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