ブラムハウス映画を観る。YOU SHOULD HAVE LEFT / レフト 恐怖物件(2021年1月20日配信公開)
ケヴィン・ベーコンが主役でなければ成立しなかったんじゃないかな。それくらい演者に寄りかかった映画です。
アマンダ・セイフライドとのコンビネーションというのはちょっとアンバランスな印象を抱きましたが、その不釣り合いがある種の狙いでもあります。
エイブリー・テュー・エッセックス演じる娘との絡みに関しては、良き父親として遜色ないケヴィン・ベーコンなんですが。
キャラクターの造形において、ケヴィン・ベーコンという演者の特異性を利用しながら、結局足元をすくわれてしまっていることの方が不気味な映画でした。
THE HOUSE FINDS YOU (その家に魅入られたら、終わり)というキャッチフレーズが『呪いの家』を想起させます。この時代にホラーは最も共振しやすいジャンルです。
(追記)日本ではいわゆるDVDスルーですが、お勧めします。『レフトー恐怖物件ー』というタイトルです。