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FOR THE SAKE OF VICIOUS / (悪意の果て)
80分の暴力だけの映画なんですが、なかなかどうしてよく出来てます。
ファーストショットからただならぬ事が進行中というのがわかります。
看護士のロミーナ(ローラ・バーク)は残業で疲れて帰宅したところでそのただならぬ事に思いっきり巻き込まれてしまいます。
キーヴィジュアルがイカしてます。フルフェイスマスクの男も含めて総勢11人が小さな家のキッチンとリビングとバスルームで血みどろのカーネージ。
本当に狭い空間でのファイトが実に巧みに計算されて暴力のダンスを見ているようです。ここまで細かく作り込まれている暴力映画はちょっとないんじゃないかな。
タイトルは文字通り訳すと「ただ悪の為に」となるのですが、その行間に含みがあることが見ると分かります。
ニューヨークタイムズ紙上でも肯定的な紹介のされ方をしています。
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