65 / 65 シックスティ・ファイブ(2023年5月26日劇場公開)
アダム・ドライバー特濃映画(まあ彼が出演するとどの映画も特濃ですが)。
SF映画ですが、ほぼアダム・ドライバーのリアクションのアップで構成される93分。逆に言えばアダム・ドライバーだからこそ成立する映画。
観客が求めているのはキリキリ舞いさせられるアダム・ドライバーの姿だから、そういう場面が多発する、ファンにとっては実に堪らない映画。
ガジェットも結構萌える要素がてんこ盛り。でも最後に物を言うのが原始的な知識とアクションというシンプルなプロット。さすがは『クワイエット・プレイス』の脚本家が監督しているだけあります。
不時着した星が実は地球でしたという『猿の惑星』的な設定ではありません。そこがどこであるかは割とどうでもよい設定にしてあります。、原始恐竜に次々と襲われる場面がある意味この映画の見せ場。
「地球にいたら、命はない」というキャッチフレーズですがちょっと平凡ですね。でも映画はスペクタクルな場面が多く、短い尺の割にはまあまあ楽しめます。