THE LITTLE MERMAID / リトル・マーメイド(2023年6月9日劇場公開)
公開前からも公開後も色々と周辺が騒がしい映画。公開四日後にはこんな記事もありました。
映画には原作ファンに支持される映画と、そっぽ向かれる映画がありますが今の時代にフィットしたアリエル(ハリー・ベイリー)の配役発表から本作は色々と物議を醸しています。
アリエル悪くなかったですよ。容姿に関してアニメ原作ファンから不満続出なのもわかります。
でもアニメ原作と映画は別物という認識が必要ですね。原作通りが好きな観客は原作を繰り返し観ればいいだけです。
特に前半の見せ場である”アンダー・ザ・シー”は実写ならではの迫力でした。水中の映像表現の進化を『アバター・ウェイ・オブ・ウオーター』も公開からわずか半年で世界中が目の当たりにしました。
キーヴィジュアルも海の多様性を意識した情報量多めです。
ただ個人的には親と子の物語を強調し過ぎた所為で、アリエルもエリック(ジョナ・ハウアー=キング)も独立した個人という印象より親の過保護に反抗するアンファンテリブルという印象でした。
お行儀の良いとされるディズニー映画の伝統にしっかり乗っかった手堅い作りでした。