SLUMBER PARTY MASSACRE / (いけにえのパジャマ・パーティ)
1982年のロジャー・コーマン製作総指揮の"THE SLUMBER PARTY MASSACRE"のリメイクをアメリカの衛星チャンネルSYFYが製作。
女子高生がパジャマ・パーティの最中にドリル・キラーによって襲われるというクリシェ・オブ・クリシェなスラッシャー映画。
この映画は人気があったらしく第2作目は『マッド・ロック・キラー』という邦題で日本でも公開されました。
更に3作目(邦題は『狙われた女子高生/スタッブ・イン・ザ・ダーク』まで製作されました。
その忘れられたフランチャイズを男女の立場を逆転させてダニシュカ・エスターハジー監督が撮ったのが今回のリメイク。
女の子達のパジャマ姿も男性の観客向けではありません。2021年の映画のコードが1982年当時と全く逆転しているのが興味深い。本作で全裸でシャワーを浴びている最中に犠牲になるのは男性ですから。
男性と女性の立場の逆転の他に、もう一つの円環が描かれていて、綺麗にまとまっていました。ストーリーの展開は予想がつきますが、スラッシャー場面はちゃんと見せてましたね。このジャンルが好きなファンにはすこぶる楽しいホラー映画。
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