FESTIVAL DEL CINEMA ITALIANO 2023 TOKYO / イタリア映画祭2023東京(2023年5月2日〜5月7日・有楽町朝日ホール)
4年ぶりに有楽町朝日ホールで開催。
来日した関係者が超豪華。左からジャンフランコ・ロージ、ルイージ・ロ・カーショ、ドメニコ・プロカッチ、カシャ・スムトニャク、トニ・セルヴィッロ(嘘みたい)、ジュリア・アンドー、ロベルト・アンドー、トンマーゾ・ラーニョ、キアラ・ベッロージ。紛れもなくイタリア映画界の最前線で活躍している方々です。
ただ、協賛企業は一社も入ってなくこの映画祭自体今後も存続できるのか疑問です。
公式カタログは税込1,000円。中身を見てみると確かに外部に依頼したエッセイもレビューもなく少し物足りない内容です。今回特にルイージ・ピランデッロの関連作が多いのだからイタリア文学研究者に解説してもらう必要があったと思います。パオロ・タヴィアーニ監督の最新作『遺灰は語る』などはピランデッロの文学作品を相当数読み込んでいないと理解が難しいと思います。
せっかくの豪華なゲストを招いてのQ&Aですから、失礼がないように予め質問を送信する方式に改めたのですね。これでいいと思います。
(追記)イタリア国内の映画賞、第68回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の作品賞候補作5作の内、4作品を観ることができることが作品選びのレベルの高さを物語っています。