見出し画像

PREY FOR THE DEVIL / プレイ・フォー・ザ・デビル(2022年11月配信セル公開)

原題の直訳としては『悪魔のいけにえ』がいちばんしっくりくるけど、1974年の過去作と混同しちゃいそう。日本でもアマプラ購入で見ることが出来ます。

シスターアン役のジャクリーン・バイヤーズ

スチールだけ見ると中世の修道女の映画のようですが、現代のボストンが舞台です。しかもエクソシスト養成専門学校のお話。

シスターアンとファーザークイン(コリン・サーモン)

これは意図的な演出でカトリックの伝統儀式であるエクソシズムに格式を持たせる為です。しかも悪魔付き現象をアカデミックに統計立ててアーカイブしているのです。なかなかしっかりした映画の土台が出来上がっていました。

大天使ミカエル悪魔祓い訓練学校の学生達

なんと授業の一環としてエクソシズム実習もあります。が、悪魔がそんな学生達に負けるはずもなく、大変なことになります。科学的なアプローチで悪魔に対処しようとしても90%は敗北してしまうのなら、こんな養成学校、意味あるのかなと思わないでもないですが、まあエクソシスト映画の変化系として新鮮さを打ち出そうとした心意気は買います。

ポスターになっている髪の毛の場面はなかなか怖かったです。ただそういうシーンが前半に多く、後半は尻すぼみになってしまった感はありますね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?