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BONE TOMAHAWK / トマホーク ガンマンvs食人族(2016年12月2日DVD発売)
原題は「骨の斧」=原住民が使う動物の骨で作った斧。
S・クレイグ・ザラー監督作品ですから、事が起こるまでに相当時間がかかります。そのスタイルはデビュー作から確立されています。ポスターのメインヴィジュアルの保安官役のカート・ラッセルが物語を引っ張っていきます。この役への相性抜群です。
食人族に拐われた人々を助けに行くまでに60分は費やしています。それでも退屈と言うわけではありません。
ただ、パトリック・ウィルソン演じるアーサーが元々右足を怪我している設定なので目的地にたどり着くまでに80分です。それでも細かいエピソードがジャブのように効いてきます。
映画というのはクライマックスだけではないという監督の主張が良く現れた作品です。旅の途中に起こる試練によっていろんな事が浮き彫りになります。この作品に監督の濃厚な印を感じました。
この作品の次作、『デンジャラス・プリズンー牢獄の処刑人』でジャンルを超えてもそのスタイルは貫かれています。そして現在公開中の『ブルータル・ジャスティス』では更に洗練が加わっています。
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