ETERNALS / エターナルズ（2021年11月5日劇場公開）
クロエ・ジャオ監督の特徴が発揮されていたところとそうでなかったところがありました。
登場人物は基本10人なのでどうしても156分という尺が必要だったのでしょうね。しかも会話の積み重ねで各人の関係とか性格を理解させる演出。残念ながらその手法の結果は冗長でした。
一方、主人公のセルシ（ジェンマ・チャン）に寄せて圧倒的な自然をバックに内面を描く場面はクロエ・ジャオの真骨頂。素晴らしかったです。
ロンドンのピカデリー広場のセルシが携帯で写真を撮る場面。一般人としてのコスチュームが可愛かった。ジェンマ・チャンなかなかチャーミングです。
コスチュームにフェイスカヴァーがないので、キャラクターが役者のプロフィールを想起させて、別の楽しみがありました。
ストーリーは例によって漫画っぽいんですが、その映像表現は別次元を目指そうとしているのがわかります。ただどのシーンも既視感を感じるものでした。
上映フォーマットの違いで印象が変わるのかどうか、これから確認していきます。
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