DARK WEB CICADA 3301 / ダーク・ウェブ・シケイダ3301

あの「シケイダ3301」にインスパイアされた映画。

とんでもない陰謀が解き明かされるのかと思って予告編を見ました。

なんか面白そうですよね。というわけで本編を見たのですが。

前半のキーとなる場面、緊張感が全く無いやりとり。この辺からおやおや？と思い始めました。

主人公はコナー・ブラック（ジャック・ケジー）、しがないバーテンダーですがハッカーです。

相手役はグウェン（コナー・レスリー）。ライブラリアンです。

この映画主人公の回想で物語が進むんです。その効果が全くないのでそのシーンに戻る度に「またかよ」って思います。「これは製作者が実話の映画化だけどある男の証言だからね」という逃げをかましたいからです。

その回想話も思わせぶりでオチがないという演出手法の繰り返し。

特に後半はスパイ映画を気取ったりするもんだから、脱線してる印象しかない。

予告編が面白いのは派手な見せ場を繋いでるからですね。本編に予告編を超える場面が皆無なので、105分の内、103分は退屈という風に思ってもらって構いません。ライオンズゲート製作なのに残念でした。