SPREE / スプリー(2021年4月23日劇場公開)
これは久々に胸糞悪映画。
フォロワー数が伸び悩むストリーマー、カートの暴走。ジョー・キーリーが嬉々として演じていますね。そこは評価できるポイント。
プリウスの車内全方位にカメラを設置。「スプリー=馬鹿騒ぎ」という配車アプリのドライバーになってライブストリーミングをするだけなら面白くもなんともないなと思って見ていたら、とんでもないことをやらかします。
最初は炎上すらしないよね、何故ならヴューが少ないから。従ってそのとんでもない行為をエスカレートさせます。
乗車サービスの客達の中にスタンダップコメディアンのジェシー・アダムス(サーシアー・ザマタ)が居たことから話が転がり出します。ストーリー展開の予測不能の面白さはあります。ただ展開していく結果増えていくあれは見ていて胸糞が悪くなります。
Z世代の価値観への批判でもなんでもなくて、カートの蛮行に収斂されていく何とも言えない後味の悪い映画。まあ映画の主人公なんて大体一線を越えちゃってますが、その行動動機の説明が一切ないから腑に落ちないです。