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PAVAROTTI / パヴァロッティ 太陽のテノール(2020年9月4日劇場公開)
「歌と人生で、世界を照らしたひと。」が日本公開時のキャッチフレーズ。
イタリアでは「声、男、秘密、レジェンド」という興味の尽きない惹句。
フランス版に至っては、「男、声」ですから。
1人の男性としてのパヴァロッティと彼のテノールの声に焦点を当てた見事なドキュメンタリーでした。
「3大テノール」のエピソードもたっぷり語られます。もちろんプラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス本人達から。
フレンズを代表してボノが語るパヴァロッティ との出会いのエピソードには爆笑。
このドキュメンタリーが優れているのはプロデューサー、プロモーターの証言にかなりの時間を割いている事。どうやってパヴァロッティがあれだけの世界的なアイコンになれたのかが良く分かります。
それから、ダイアナ妃との親交からチャリティに勤しむようになった話もパヴァロッティの人柄故というのも説得力があります。
家族達からの証言は私たちの知らないパヴァロッティ像が明かされます。
ロン・ハワードの確かなストーリーテリングが、パヴァロッティという魅力の尽きない1人の人間を高い解像度で描き出していきます。横にいる妻ニコレッタ・マントヴァーニとの「愛」の物語とその為に払った犠牲についてもちゃんと切り込んでいます。
天安門広場を自転車で疾走するシーンを見て、いつかジャック・ブラック主演でパヴァロッティの映画が出来たらなぁと思いました。
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