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SLAXX / キラー・ジーンズ(2021年10月30日劇場公開)
ホラー映画では無機物に邪悪な魂が宿って人を襲うという伝統芸があります。
2021年2月12日に劇場公開されたイギリス映画『ファブリック』はドレスが人を襲う映画でした。本作はジーンズが人を殺して生き血を啜ります。
舞台はCCC(Canadian Cotton Clotheir)が運営するカジュアル服のブティック。月曜日の開店と同時に行われる「マンデー・マッドネス」という新商品販売会の準備中にキラー・ジーンズが出現します。
ブティックマネージャーのクレイグ(ブレット・ドナヒュー)にパワハラされているインド系従業員シュルティ(セハール・ボージャニ)と、
新人のリリー(ロマネ・デニス)が巻き込まれます。
新人に冷たく接する他の従業員たちはホラー映画に当然欠かせない犠牲者要員。
エルザ・ケップハート監督はフェアトレードを謳った搾取アパレル企業のインドにおける違法児童労働の告発という社会問題をテーマにしています。と言っても明るくポップな作風でそのテーマを前面に押し出すことはしていません。
ジーンズがどうやって人を襲うのか、大変興味が尽きないですよね。コロンブスの卵的なその描写に唖然としました。そしてプロットがよく出来てます。ヴィジュアルもホラー映画ファンとして満足できる血のりが流されます。特にキラー・ジーンズの第2形態に注目です。
(追記)日本公開版のポスター解禁です。
(再追記)”シッチェス映画祭”ファンタスティックセレクション2021のラインナップです。
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