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FEELS GOOD MAN / フィールズ・グッド・マン(2021年3月12日劇場公開)

インターネットの時代のキャラクターの消費のされ方についての興味深いドキュメンタリー。

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発端はこの6コマ漫画です。特に最後のコマのカエルのキャラクターペペの表情とセリフ feels good man 

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マット・フューリーというアーティストが描いた『boy's club』という漫画のカエルキャラクター”ペペ”が、インターネットミームとして大増殖をする過程が描かれます。

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2016年頃からのアメリカ政治・社会情勢と密接に関わる形で作者の想像を遥かに超えて”ペペ”が増殖していく様子には驚愕しました。

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日本では「2チャンネル」ですが、アメリカでは4chanと呼ばれる場所でその増殖が爆発的に進みます。

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その様子があまりに反社会的な影響を帯びてきたことを危惧した作者は、漫画の中でペペを成仏させてしまうのです。

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作者にそうまでさせてしまうインターネットミームの増殖の悲劇とは何かをこのドキュメンタリーは丁寧に描いていきます。

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ペペに馴染みのない日本人には、一体何の話だろうと思うかもしれませんが(私も観る前まではそう思っていました)、これは社会的に大きな問題を孕んでいます。そういう切り口で観ると、とても意義深いドキュメンタリーです。

(追記)日本公開が決まりました。ポスターも2種解禁。

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