SENTINELLE / サンティネル(2021年3月5日配信公開)
オルガ・キュリレンコの叫びを聞く映画。
彼女がどうしてこうも同じレベルのパッとしない映画に出続けるかというと、きっと生涯現役を貫きたいからでしょうね。実際にロンドンで会って挨拶をした時に、その射るような瞳が印象的でした。
銃を構える姿がこれほど凛々しい女優さんはそういないですよ。
歩哨服もよく似合います。普段から着こなしている感じにさせるのがさすがです。はっきり言ってプロットに穴がいくつもあるので映画としての緊張感が続かないのですが、オルガ・キュリレンコがロシア語を喋る時、そこには13歳でモスクワでスカウトされた彼女の色んな感情が込められているように思います。映画の最初の方で「5ヶ国語を喋ることができるのに」というセリフがあります。実際に5ヶ国語に堪能な彼女だからこそ効くセリフ。そんな彼女の想いを忖度しながら見る映画。
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