METSURIN TARINA / ウッドカッター・ストーリー
フィンエアー機内でどうせならと選んだフィンランド映画。日本でもフィンランド映画祭2022で上映されていたようです。
ミッコ・ミュッリラハティ監督のQ&Aによると旧約聖書のヨブ記を参考に物語を着想。どこかマジカルな雰囲気を北フィンランドの言い伝えも盛り込みながら描いて見たかったと。その目論見は一見成功したかに見えます。
主人公ぺぺ(ヤルコ・ラハティ)の絵に描いたような幸せが矢継ぎ早に不幸に転じるという聖書的な物語から導き出されるテーマの核がかえって判りにくかった。サブストーリーと主筋の関連も薄く消化不良。要するに何が言いたいの?ってなります。
着想も興味深いし、フィンランドの北の凍てついた感じも画面によく出ていました。その圧倒的な景色にストーリーが負けています。
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