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CAPONE / カポネ(2021年2月26日劇場公開)
「顔」の映画でした。暗黒街の顔役が引退しボロボロの体になって若かりし頃を懐かしむという映画ではないのです、これが重要です。
醜悪としか言いようのないカポネの顔のアップが必要以上に繰り返し描かれるのは、加害の苦しみを観客に理解させるためです。
実在のギャング、アル・カポネが殺めてきた被害者達が、悪夢を介して彼に襲いかかってくる生き地獄映画。こんな視点のギャング映画はかなり珍しいです。
ジョシュ・トランク監督は、一見ヒーローに見えても、当の本人は苦しみを味わってるっていう映画ばかり撮ってますね。
この映画も最初は『FONZO』というタイトルが、途中から『CAPONE』に変わったり、公開日もずれ込んで結局、配信スタートという運の悪い映画。
かなり変わったアプローチの映画なのですが、私は嫌いじゃないですよ。
(追記)日本劇場公開が決まりました。ポスターヴィジュアルも解禁です。
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