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コンビニとクロネコヤマトがなくなったら暮らしていけないかもしれない

鹿児島県南大隅町に移住して約8年、この間に町の人口は1,600人以上減り、いくつかの店やサービスが町から消えていきました。

タイトルに挙げたクロネコヤマトはまだ健在です。郵便局もあります。佐川急便の営業所は既になく最寄りは車で40~50分かかる鹿屋営業所です。

鹿児島銀行は最後の砦である根占代理店が移転統合し町内の窓口業務に幕を閉じました。最寄りは隣町の大根占支店です。

鹿児島興業信用組合の支店も営業終了となり週一の移動店舗車に移行しました。最寄りは同じく隣町の大根占支店です。

スーパーやホームセンターの営業時間がコロナ禍を機に短くなりコロナが明けても元には戻りませんでした。

飲食店が様々な事情で廃業したり、営業日や営業時間が減ったり、予約営業中心に変わったりしてきました。

コンビニはローソンとファミリーマートがありますが、ファミリーマートはチェーン店の方針で24時間営業ではなくなりました。

高齢化率県内トップの町で介護福祉施設の需要はあるにもかかわらず、人手不足や様々な事情により2施設が閉鎖となりました。

祭りや伝統行事(規模の大小を問わず)がコロナ禍を機に減りコロナが明けてももとに戻りませんでした。

空き家は増え、独居の方の訃報も年々体感として増えている気がします。

こうして一つずつ挙げていくとかなりネガティブな感じになってしまいますが、町としてはとても暮らしやすく、東京に住んでいた頃より食の面でも暮らしの面でも満足度は高いです。

この町に8年暮らす中で人口は減りましたが、自分自身に直結する実害はあまりありませんでした。ただ、銀行の撤退あたりから少しずつ「あれ?この先大丈夫かな」と思うような出来事が増えてきているのです。

南大隅町は大きく分けて根占と佐多の2エリアありますが、私は根占に住んでいます。母方の実家が根占にあるというのも住む理由の一つですが、それだけでなくコンビニとクロネコヤマトがあるからというのが大きいです。

コンビニは食べ物や飲み物を買うというよりは、コンビニのサービス(ATMや各種支払機能、航空券の予約やチケットの購入、A3サイズのコピーやスキャン、荷物の発送や受け取り)自体をよく活用しています。

クロネコヤマトはネットショッピングの商品やレンタル機材の受取・返送、仕事絡みの荷物や書類の発送などを営業所留めで活用しています。自宅配達は受け取れないことの方が多く再配達となると二度手間なので、自分で注文する商品は全て営業所受け取りにしています。人から送られるものなど予期せぬ配達をたまに自宅で受け取るぐらいです。

荷物の発送や受け取りということで言えば郵便局もありますし何なら郵便局の方が近いのですが、根占郵便局は土日祝に閉まっているのです。土日関係なく仕事をしている身からすると年中無休で営業時間も長いクロネコヤマトの存在はとても助かっています。

ということで、南大隅町からコンビニとクロネコヤマトがなくなると生活がかなり厳しくなります。今の暮らしの満足度が100だとすると、この2つがなくなれば60ぐらいに下がるイメージです。それぐらい影響があります。

どちらもおそらく簡単になくなるものではないと思いますが、どうかこれからもその灯を消さないでいただきたいなと思います。コンビニもクロネコヤマトもいつも本当に助かっています。この場を借りてお礼を伝えたいと思います。ありがとうございます。これからも末永くよろしくお願いします。

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このnoteは映画監督山下大裕が私自身の活動を応援してくださる方に向けて日々感じたことや頭の中で考えていることなどを発信しているものです。他のSNSでの投稿よりも私的な内容が多くなりますがそちらも含めてお楽しみいただければ幸いです。

山下大裕

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