好きな映画で自己紹介
まず、俺は、「胸糞系」と言われる作品が好きだ。一つ、弁解をすると、それを観る時、俺は、視点を変えて観ている。ストレートで観ると、「ムナクソ」トラップにハマる。そうではなくて、ズラして観る。
例えば、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
ビョーク演じる主人公に焦点を当てて、作品を観ると、ラース・フォン・トリアーという、挑発的な監督のワナにハマる。そうではなくて、ビョークを取り巻く、男たちに焦点を当てて観る。すると、「女に相手にされない非モテ男の話」になる。主演はビョークだが、主人公はあの男たちだと思っている。トリアーの作品は、主演が女性でも、主人公は、男性ではないだろうか。
では、『ファニーゲーム』はどうか。
これは、視点のズラしが難しい。
一家側で観ても、2人組側で観ても、逃げ場がない。状況の作品でもあるが、会話劇でもある。家族側の会話ではなく、2人組の会話を聞いていると、「コメディ」に近い印象を受ける。と言っても、状況に目がいってしまう。会話に耳を澄ませていると。。。
いやな奴だ。澄まし顔で観てるのか。
「自分は、一般とは違う」と。
その考えが浮かばないということもないが。
おそらく、、、
観ていて感じるのが、「自嘲」と「自己言及」
この2つに寄り添って観ている。
俺が好きな上の2作品は、この2つを抱えている。トリアーとハネケとは、全く、タイプが異なるとされているウディ・アレン。俺は、彼から、この2人に広がっていった。
「自嘲」と「自己言及」。。。
すると、ゴダールにもいく。
繰り返し観ている・観たい作品
『ザ・マスター』
『8 1/2』
『仮面 ペルソナ』
『ソナチネ』
『勝手にしやがれ』
『大人は判ってくれない』
『恐怖分子』
『マッチポイント』
『羅生門』
『ロブスター』
and more