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“映人仲間” 番外編『ココを観て!』第二回

映画『初めての女』の主だったスタッフ・キャストが、作品の観て欲しいポイントを紹介! 映画の観方で新たな可能性が広がるかもしれません。

監督が使用していた脚本の1ページ


瀧井孝作役・髙橋雄祐の『ココを観て!』

心と身体はつながっているので、心で感じていることは必ず身体のどこかに表れると思っています。

それは喜びの感情から歩き方が軽快になるような分かりやすいものもあれば、一瞬の瞬きや、僅かに浮き出た血管など何気なく見ていると見落としてしまうものまで様々だと思います。

涙を堪えようと血管が浮き出る


どのように細かく表現をするか

言葉では表すことが難しい感情を自分の身体を通してどのように細かく表現をするかリハーサルの段階から徹底的に監督と話し合いました。


瞳が翳ったのを感じた

それが複雑な感情の変化になるほど、具体的な言葉で共有することが難しく、

あるシーンでは監督から「この瞬間に心に一滴黒い液体を垂らしてくれ」と言われました。

その演出はとても腑に落ちるものがあり、演じてみて孝作の感情が身体にどのように表れるか楽しみでした。

完成を見るとその瞬間、間違いなく孝作の瞳が翳ったのを感じました。

孝作の瞳が微かに翳る


心の機微を積み上げる

そのようにして丁寧にそして魂のかぎり、孝作の心の機微を積み上げていきました。

その生きた証が113分に詰まっていると信じています。
どうか柔らかい心で、この世界をじっと見つめていただけると嬉しいです。



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#小平哲兵

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