「鬼滅の刃」興行収入400億円は、どれだけすごいのか?映画の大ヒット=興収10億円が目安 映画.comニュースPVプレイバック/2021年3月1週
※映画.com本体のニュース記事における、PVランキングの振り返りです。編集部のスタッフ数人でチャットし、この1週間で得た“気づき”、オススメの新作情報、衝撃を受けた記事なども交えて、PVの傾向や推移を思い思いに話しています。
本日の参加メンバー
~開始~
大塚史貴 お疲れ様です。そろそろ、始めましょうか?
小山晃弘 了解です!
岡田寛司 大丈夫です!
大塚 では、まず5位からになります。
5位:【コラム/細野真宏の試写室日記】「鬼滅の刃」が異次元の興行収入400億円突破の可能性は?
大塚 平均の約3.4倍ですね。現在も数字を更新し続けている「鬼滅の刃」のネタとなります。
小山 興収400億円という数字は、業界の人間からすると、驚異的な数字ですよね。平均客単価が1340円とされているので、約2985万人の動員になります。10億円がヒットの目安となってる業界で、1本だけでその40倍ですからね。
大塚 本当に、驚異的というか異次元の数字ですよね。
岡田 ここでも語られていますけど、第2期アニメ、ハッピーセットで「鬼滅の刃」とのコラボ、3月15日:アカデミー賞ノミネート作品発表、3月19日:日本アカデミー賞の授賞式、春休み期間、受験生がようやく映画を見ることができる……等々、確かにまだ追い風は吹いているんですよね。400億円、夢じゃないです。というか、間近に迫ったら「煉獄さんを400億円の男にするぞ!」と後押しする流れも出てくると思うので、わりと現実味を帯びてきたような。
小山 「鬼滅の刃」が、コロナ禍で息も絶え絶えだった劇場を助けた側面はあるでしょうね。感謝してる人も多そうです。
大塚 まだまだ追い風は吹いていますねえ。この春先の興行に関しても、引き続き推移を見守っていかなければなりませんね。
小山 実は、私はまだ観ていないので、今後、その400億円に少しだけ貢献できるかもしれません(笑)。一応、配信でアニメシリーズを見てからと思っているので。
大塚 では、続いて4位に参りましょうか。
4位:ほぼ全員声優の実写ドラマ「声優探偵」放送決定 沢城千春、花江夏樹ら出演
大塚 こちらも平均の約3.4倍ですね。4位と5位は僅差でした。
小山 Twitterでもかなり話題になっていましたね。「見るしかない」「楽しみすぎる!」といったポジティブな反応がほとんどでした。
大塚 こちらは、アニメハック(※映画.comの関連サイト)で掲載されたものを転載した記事になります。情報解禁済みのネタだったわけですが、お昼帯に出すことでどういう反応が出るか試してみたものですね。
岡田 花江さん、これも拡大解釈すると「鬼滅」に紐づいたニュースでもありますね笑。「被害者役として毎話有名声優のゲスト出演も決定している」。ここも「誰が出る?」というフックにもなっています。気になる…。
小山 番組ナレーターが、「ルパン三世」の次元役でおなじみの小林清志さんなのも期待が高まります。
大塚 確かに(笑)。放送日も近づいてきていますから、ちょっと目が離せそうにありませんね。それでは、3位に参りましょうか。
3位:長澤まさみ「ドラゴン桜」に復帰! 弁護士になった水野直美役として阿部寛と再タッグ
大塚 これは平均の約4.5倍でした。長澤まさみさんは、映画にドラマに舞台にと、ノリにノッていますね。4月期も注目のドラマが多い気がしています。
岡田 多分出演するんじゃないかなぁと予想してましたけど、確定すると嬉しいですね!
小山 先日、2年連続でブルーリボン賞を受賞して、日本アカデミー賞でも優秀賞を受賞していて、本当にノリにノッていますね。
岡田 その他、かつての“生徒”がどう絡むのか…絡んでほしい……。
大塚 かつての生徒たち、そして今作を彩るであろう現在の生徒たちと、まだまだ続報が待機していそうですね。
岡田 そういえば阿部さんって、全然歳取らないイメージなんですよね。「結婚できない男」の続編「まだ結婚できない男」が生まれた時も思いましたけど…。またもや往年のドラマに、同じ役で登場する――「時をかける阿部寛」って呼んでます。
大塚 ははは、確かに全然変わらないですよね。
小山 時をかける阿部寛(笑)。
大塚 いつお目にかかっても素敵ですしね。
小山 まあ、「テルマエ・ロマエ」ではローマ人にもなってましたしね。しかも違和感がない!?
岡田 違和感は確かになかったです笑。ローマ人にしか見えなかった。あと、個人的には放送タイミングが面白いなと思っていて。延期する前は「20年夏」、今回は「4月期」。「20年夏」だと受験頑張ろう!的な位置づけでいけましたけど、例えば「2月」「3月」放送だと、内容が面白かったら、逆に受験勉強の邪魔になっちゃう。受験シーズンが落ち着き、仕切り直しタイミングに持ってきた…という勝手な予測をたてています笑。
大塚 さて、2位に参りましょうか。
2位:マクドナルドにハッピーセット「鬼滅の刃」初登場 「プリキュア」最新シリーズも
大塚 こちらは、平均の約7.5倍。引き続き、「鬼滅の刃」に関連したネタになります。
小山 「鬼滅の刃」に「プリキュア」、両方揃ってしまったら、そりゃ子供がいるご家庭は、みんなマックに行きますよ。これは強力なタイアップですね。
大塚 小山さん、お子さんたちからのリクエストは??
小山 ご多分に漏れず、上の子が「プリキュア」にハマっていて、「トロピカル~ジュ!プリキュア」もチェック済みなので、マックに買いに行きますよ。その昔、ペプシが「スター・ウォーズ」のボトルキャップのキャンペーンをやっていた頃もそうでしたが、こういう大型のタイアップが決まると、ブームを強く感じますね。
岡田 このタイアップ、子どもたちには嬉しいですよね~! 友達に結構“プリキュアおじさん”がいるんですけど、皆「トロピカル~ジュ!プリキュア」のOPに注目しておりました。見てみたら、確かに楽しそう…。アニメ版「ジャングルはいつもハレのちグゥ」のOPを想起させるということで「ハレグゥ」が一時トレンド入りしていました~。
大塚 さて、では今週の1位となります。
1位:成人女性が未成年の設定でSNS投稿 子どもが直面する危険を映すドキュメンタリー「SNS 少女たちの10日間」予告編
大塚 平均の約26倍でした。この記事は、リファラーの9割がTwitterから。こちらのツイートが非常に拡散されています。
小山 ユーザーのコメントもたくさん生まれていました。一部ご紹介します。
「予告だけでも見て欲しい。ただ、これは少女だけではなく大人でも同じ様に起きている事も知って欲しい」
「こういうのは実際に見るべき人は見に行かないからテレビで放送して欲しいなぁ」
「現代に生きる上でネットとの関わりは避けては通れないから、ショッキングな内容でも見てみたほうがいいのかもしれない」
小山 TLを見ていても、ニュースをきっかけに、一気に注目度が高まった様子が見て取れます。
岡田 (10日間で2458人から連絡があったということで)すっごく雑に単純計算すると、1日で245人、1時間でざっくり10人くらいから誘いがくるわけじゃないですか。本当にキツイ。
大塚 由々しき問題で、胸が痛くなりますね。
小山 うちにも小さい子供がいるので、心底、気持ち悪くて仕方ないです。
岡田 僕はまだ未見ですが、編集部内でも見られた方が数名いらっしゃいましたよね。皆さん、かなりショッキング→手放しで「オススメ!」とは言い切れないと。逆に見なければいけないと感じました。
大塚 見たスタッフの反応が、何をかいわんや……ということですね。私も同じく、見なければならないと感じました。
気になった記事を語る
大塚 トップ5はこのようなものとなりましたが、他に気になる記事はありましたか?? 私は3本ほど。
大塚 尾野真千子さんと石井裕也監督がタッグを組み、共演陣が永瀬正敏さん、オダギリジョーさんですから、楽しみしかありませんね。実際、出来が凄く良いらしいです。
小山 これは文字通り、実力派の皆さんが出演してますね。見るのが楽しみな1本です。
大塚 公開日が、割と接近しているんですよね。
大塚 そして、これ。入江悠氏が総監督を務め、広瀬すずさんと櫻井翔さんが主演で、しかも探偵ものですから、ちょっと映画的な薫りがするんですよね。すごく丁寧に作っている作品だと思います。
小山 おっと。今、気がついたのですが、(「ネメシス」脚本協力の作家)周木律は、中学校の同級生でした。ついにドラマ化されるんだ。凄い!
岡田 おー、スゴイ!
大塚 周木さんは脚本のミステリーパートの監修的な位置づけで参加しているみたいですね。
小山 そうなんですね。まったく気がついていなかったので、facebookでお祝いのメッセージを送っておきます。
小山 私は「スパイダーマン」の新作の情報が気になりました。前日に主要キャストがそれぞれ違ったタイトルを発表して、ファンをざわつかせておいてから翌日に動画で正式タイトルを種明かし、という流れだったのですが、単純に発表するのではなく、ファンを巻き込む形で、発表自体もエンターテインメントになっていて、すごく素敵だなと思いました。
大塚 確かに、発表するだけじゃない捻りが秀逸でしたよね。なんだか満足感が高いという。
岡田 僕は気になったニュースというより、推しておきたい作品という事で、こちらです。この作品が「今作られた」ということ、「今見られる」ということ。その2つを嚙みしめながらスクリーンへどうぞ~!
小山 昨日(2月28日)、他媒体の記事ではありますが、お2人のインタビューが、Twitterのトレンド入りしてましたね。まさに、「今の時代の映画」なんでしょうね。
大塚 「あのこは貴族」、すごく良い作品です。門脇麦さん、水原希子さんはもちろんなんですが、友人役として出演している石橋静河さんと山下リオさんの説得力が素晴らしい。そして、高良健吾さんは「おもいで写眞」で地方の役所勤めの青年役を見てからの今作だったので、硬軟織り交ぜて凄味すら感じます。
小山 やっぱりいい役者さんが出ている作品は応援したくなりますよね。
大塚 さて、今週はこの辺で終わりにしましょうか。お疲れさまでした!
小山 お疲れさまでした〜!
岡田 おつかれさまでした!
順位まとめ 1~10位
1位:成人女性が未成年の設定でSNS投稿 子どもが直面する危険を映すドキュメンタリー「SNS 少女たちの10日間」予告編
2位:マクドナルドにハッピーセット「鬼滅の刃」初登場 「プリキュア」最新シリーズも
3位:長澤まさみ「ドラゴン桜」に復帰! 弁護士になった水野直美役として阿部寛と再タッグ
4位:ほぼ全員声優の実写ドラマ「声優探偵」放送決定 沢城千春、花江夏樹ら出演
5位:【コラム/細野真宏の試写室日記】「鬼滅の刃」が異次元の興行収入400億円突破の可能性は?
6位:たったひとりで製作7年! デル・トロ絶賛、日本人監督が独学で完成させたディストピアSFアニメ「JUNK HEAD」3月26日公開
7位:「呪術廻戦」冥冥役は三石琴乃、禪院直毘人役は中田譲治に決定
8位:トム・ハンクスが目指した「七人の侍」並みの没入感 脚色に6年費やした「グレイハウンド」を語る
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