今、最も価値が高い映画ニュースは、金曜ロードSHOW!の放送情報？　映画.comニュースPVプレイバック／2021年2月3週

2021年2月16日 18:00

※映画.com本体のニュース記事における、PVランキングの振り返りです。編集部のスタッフ数人でチャットし、この1週間で得た“気づき”、オススメの新作情報、衝撃を受けた記事なども交えて、PVの傾向や推移を思い思いに話しています。

本日の参加メンバー

～開始～

大塚史貴　では、始めましょう。まずは、5位からです。

5位：阿部寛主演「ドラゴン桜」は4月期・日曜劇場枠で放送が決定

大塚　平均PVの約3.7倍のアクセスがありました。

小山晃弘　前作から15年…もうそんなに経ってるんですね。根強い人気あるんですね。

大塚　ドラマの制作そのものは既報されていた案件で、このニュースで新たに発表されたのは「4月期に放送が決定」したということのみです。それでもこれだけのアクセスを稼いだということは、根強いファンが多くいるということの裏返しになりますね。

岡田寛司　ちょうど高校受験シーズンに見ていた気がします！　山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣――今考えると、かなりの凄いメンツが揃ってましたね。

小山　それぞれ一人で主演張れるキャストだらけですね。

大塚　今だったら、ちょっとキャスティングできない顔ぶれだなあ。「学園もの」というのは、若手キャスト育成の場でもあるので、同ジャンルのドラマが減少傾向にあるいま、とても貴重な作品という位置づけで見ることもできますね。

岡田　あと「半沢直樹」の時にも感じましたが、あえて「2」をつけていないんですよね。ここからでも見れるよ！的なアピール？なんですかね。表記がややこしい…と毎回思っております笑。

小山　映画でも「2」付けないものは多いですよね。続編は、だいたい前作の興収の70％と言われているので、みんな避けたがる。

大塚　生徒役のキャスティングにも注目ですね。では、続いて4位です。

4位：ジブリパークで「ハウルの城」再現　「ラピュタ」「トトロ」「魔女宅」など作品世界広がる

大塚　こちらは、平均の約7倍でした。

小山　行きたい！　コロナの影響で、あまり明るいニュースがない中、胸が躍るニュースですよね。

大塚　こちらは、画像を多く使えたということと、週末の夜帯に配信したこともあって多くの方々がご覧くださったようですね。敷地も広大ですし、ちょっとワクワクしますね。

岡田　この記事、前週のランキングでは第3位に入っていましたよね。その時は、平均の5.2倍。増えています。「アーヤと魔女」劇場公開決定に関する一報もあったので、ジブリに注目が集中したのかもしれません。

小山　ジブリ作品で育った人たちが、今、親になっているので、みんな子どもを連れて行きたいと思ってるんじゃないですかね。私もぜひとも連れていきたいです。

大塚　早くマスクを外して、外を歩ける日常を取り戻したいですね。

小山　ですね。切に！

3位：「ゴジラvsコング」公開は5月14日に決定！日本版予告が完成、小栗旬は芹沢猪四郎の息子・芹沢蓮役

大塚　こちらは平均の約10倍のアクセスとなりました。

小山　Twitterでは、4886RT（収録時）されて、大いにバズっていました。

「ゴジラvsコング」公開は5月14日に決定！日本版予告が完成、小栗旬は芹沢猪四郎の息子・芹沢蓮役 #ゴジラVSコング #小栗旬 https://t.co/Chj07FOKJn
— 映画.com (@eigacom) February 7, 2021

大塚　日本版予告編、良く出来ていますよね。それにしても、コング、えらくデカくなりましたね（笑）。ゴジラへの右ストレート、思い切り入っていましたよねえ。

小山　Twitter上では、ゴジラが悪役となってコングにやられてしまうのではないかと心配する声が垣間見られました。一方で、「ゴジラは圧倒的に強いので、コングには色々武装して欲しい。何ならスカイツリーをバットがわりにしてゴジラぶん殴るとかやって欲しい。」という声も。色々と想像が膨らみますよね。

岡田　最後、コングがちゃんと武器を使って反撃していますよね。超イケてます。SNSの予告編分析＆面白かったです～！

大塚　日本の公開日は、5月のGW明けです。待ち遠しいですね。先んじて封切られる世界の興行も並行して注視していく必要があります。

岡田　このニュースでは「小栗旬は芹沢猪四郎の息子・芹沢蓮役」というように、小栗さんの役どころも明確になったのも強みだった気がしました。全米公開が先なので、ネタバレ対策必須です笑。

小山　全米公開から2ヶ月間、ネットの情報を遮断して鑑賞に臨みたい、というファンの切実なツイートもありました。

大塚　洋画の公開延期が続くなかで、公開に踏み切る「モンスターハンター」と今作がどういう興行を展開していくのか…という点もきちんと見ていかなければなりませんね。続いて、2位にいきましょう。

2位：北川景子、木村佳乃の電話に「泣きました」　優しい気遣いに感謝

大塚　こちらは、平均の約14倍です。初日舞台挨拶を取材したものですね。こういうイベントものとしては、異例のアクセス数といえるかもしれません。使用した写真のメインカットが、女優3人の横並びで圧巻ですね。

小山　これだけの女優さんが並ぶと、やっぱりそれだけで華やかでいいですよね。堤監督も、コンスタントに撮ってますよねぇ。

岡田　見出しもいいんだと思います。まずは「泣きました」という言葉の強さ。そして、それが木村さんからの電話によってもたらされたものであること。→「（北川さんは）どんな電話もらったら泣くの？」と興味を惹かれます。

大塚　また、良い話なんですよね。非常に素敵な現場だったんだなということが、容易に想像できます。それでは、今週の1位に参りましょう。

1位：金曜ロードSHOW!で「Fukushima 50」！　本編ノーカットで地上波初放送が決定

大塚　こちらは、平均の約19.5倍のアクセスを稼ぎました。放送日が3月12日ですから、とても意義のある放送となるのではないでしょうか。

岡田　正直に言えば、僕まだ見れていないんですよね。「本編ノーカット」というのもありがたいので、このタイミングで観ようかなと思っています。

小山　実は私も見逃している作品です。。

大塚　出演を決めた俳優陣の心意気にも胸が打たれます。主演の佐藤浩市さん、渡辺謙さんのみならず、吉岡秀隆さんや緒方直人さんの役に寄り添った上手さが際立っています。

岡田　中心から脇を固められている方々まで、本当に実力派がそろっている印象です。「演技」を堪能する映画でもありそうですね。

小山　内容が重くならざるを得ない題材の場合、演じる人たちもやっぱり重厚で、演技が達者な人に出演してほしいですよね。なので、本作はまさに演技派が揃っていて理想的ですね。

小山　そして一昨日（2月13日）、再び大きな地震が起きてしまったので、この記事をTwitterで見て「タイムリーだな」と反応している方が沢山いました。

岡田　小山さんの仰っている「タイムリーだな」の件って、（Twitterの映画.comアカウントの）「100RT以上の告知をする自動再投稿」でのものですよね。確かにスゴイタイミングだった気がします…。

小山　そうです、そうです。自動で投稿されているものではあるのですが、手動で投稿されていると思った方から「このタイミングで告知」といった反応もありましたので、実はツイートを削除しました。 3.11がフラッシュバックする方もいるかもしれませんし。

岡田　そんな裏事情がありましたか！知りませんでした…！　そういえば、前回の振り返りも「金曜ロードSHOW!」ネタが1位でした。その時は「SW」ネタ。

岡田　「次の金曜ロードSHOW!では、何が放送されるのか」と気になっている方が多数いらっしゃると思うので、見出しに「金曜ロードSHOW!」はマストかもしれません。

小山　夜に外出ができな日々が続いているので、金曜の夜に自宅で映画を見ることを楽しみにされている方も増えているのかも知れませんね。

大塚　さて、トップ5の振り返りは以上となりますが、そのほかに気になったニュースはありますか？

気になったニュースを語る

小山　これですかね。

小山　「俳優組合に入会してたんかい！」って。

岡田　前回の一報では「除名」だったんですよね。それが「永久追放」に。結構厳しい判断！

大塚　「永久追放」というワード、なかなか使いませんからね……。私の方では、ベルリン（※世界三大映画祭のひとつ、ベルリン国際映画祭）絡みで2本。

大塚　濱口監督の新作がコンペに入りました。個性豊かなキャストが出演しており、楽しみですね。また、春本監督の新作がパノラマ部門に入っています。

岡田　濱口監督の名前を見て「あれ！まだ新作あったんですか！」と驚き、喜びまくりです（笑）。春本監督の「由宇子の天秤」は早く見たかったので、劇場公開も決定したのが嬉しいです。

大塚　両監督作ともに、日本でも良い興行になるよう応援したいですね。

岡田　僕はこれ↓です。

小山　芳根さんも出演作が途切れない役者さんですね。

大塚　石川監督作、これまた楽しみですねえ。本作はワーナー・ブラザース映画の配給作品ですが、ワーナーの邦画配給の作品選定に、少し変化が出てきたように感じています。西川美和監督作「すばらしき世界」しかり。両作とも、がっつり企画から始めて製作・配給するというものではないですが、ワーナーがこういうタイプの作品の受け皿となることの意義は大きいと感じています。

岡田　原作がケン・リュウということなので、中国でも超盛り上がっておりました。石川監督の新作ということで注目していますが、【女性層の圧倒的な支持を得た今泉力哉監督作「愛がなんだ」の澤井香織と共同で脚本を執筆し、新たなオリジナルストーリーを融合させた】ここも面白い組み合わせだなと思いました！

大塚　ウェイボーの方での反応も、上々だったようですね。芳根さんは、HTBの開局50周年ドラマ「チャンネルはそのまま！」に主演しているんですが、コメディエンヌとしての才能も抜群なので、未見の方は是非ご覧ください。

大塚　と、今週はこんな感じで宜しいですかね？　お疲れさまでした！！

小山　お疲れさまでした！

岡田　おつかれさまでした！