noteはじめました
こんにちは、こんばんは。古賀詠風です。
遅れましたが、あけましておめでとうございます。
書こう書こうと思って手が付けられていなかったnote、新年のこのタイミングで重い腰を上げ、昨年の振り返りと抱負とからはじめてみます。
いつの間にか2019年も数日経過している。書きたいと言ってから数ヶ月経ってしまった。いつもいつも遠回りをして、人より遅くなる自分だ。
これから時々、気が向いたときにnoteに記していこうと思います。
あ、TwitterやFacebookなどのSNSも変わらずに使っていきますので、そちらもよろしくお願いします(Facebookの友だちは基本的に会ったことのある人限定にしています)。
(はらちゃんが描いてくれました。わーい)
昨年は、研究や活動において大学生活の総集編となる中での充実さや次第にできつつある気の置けない仲間との関係構築の実感があった。
一方で、心身の限界を感じ、渦巻く諸感情様とのドッジボールを繰り返したために、とても苦しい1年となった。きつかった、しんどかった。
今年は「ととのえる」を目標にしようと思う。
ボロ雑巾のようにくたくたに干からびた心身に水をやる。
落としてきた大切にしたいことを拾い集め、周辺にある必要のないものを捨てる。
大切にしたいことを大切にできるように、広げることより深める。
そんなことを意識したい。
以下、もう少し振り返っていこうと思うので、見たい人いれば読んでみてください。
割と長いです。ここで読むの終わる方、今年もよろしくお願いします。
振り返ると、大きな出来事がいくつか。軽くそれらを紹介して、その後中身を書いていきます。
①カタリバでの学生運営(2017.10〜)
②polcaでの「地域×教育」の実践を学びに行く旅(2018.7〜8)
③胆振東部地震と学生ボランティア派遣プロジェクト(2018.9〜10)
④卒業論文(〜2018.12)
⑤別れ(〜2018.12)
①カタリバでの学生運営
東京発祥の教育系のNPOである「カタリバ」の北海道支部にて、1年生のときから関わっており、全道各地の高校に出前授業を届けている。
昨年の秋頃から「研修ファシリテーター」という立場で本格的にカタリ場の運営を担っていた。
2018年は団体として全道の23の高校で3925名の生徒にカタリ場を届けた。
うち、個人としては今年は21の高校に行ったので3500名近くの生徒と学生が出会い対話を重ねる場面を見てきたことになる。
②polcaでの「地域×教育」の実践を学びに行く旅
7月19日~8月14日に旅に出た。
隠岐島前教育魅力化プロジェクトをはじめとした、学校のみならず地域の企業やNPO、行政、農林漁業者など多様な人との関わりのもと、子どもが地域を学び場に他者や世界と繋がり学んでいく、「地域×教育」の実践の視察が主であった。
人生初の、クラウドファンディングで54名から目標としていた金額の139%である69250円を受け取る形で、島根県(海士、津和野、雲南、益田)、広島県(大崎上島)、岡山県(吉備中央)など全国各地を巡った。
そこで志を共にする仲間や、覚悟を決め実践する先輩たちに出会った。
③胆振東部地震と学生ボランティア派遣プロジェクト
2018年9月6日未明、胆振東部地震が起こった。現実がひっくり返り、当たり前とされていたものが崩れ去った。
地震を受け、何かしたいというそれぞれの想いが重なり、学生を被災地に派遣するプロジェクトを札幌の学生10名ほどで企画・運営することになった。
こちらもクラウドファンディングなどを用いてプロジェクトを進め、主な活動として9月15~17日の3日間、計112名もの高校生・大学生が被災地である安平町・鵡川町の復旧作業にあたった。
6日の地震が共通体験となり、15日までにたくさんの支援や被災地のために力になりたいという学生が札幌のみならず、北海道・日本中から集まった。中にはこれまでに学外の活動などを全くしたことない人も数多くいた。
きっかけ一つでムーブメントが起きる予感を、札幌のみならないもっと大きな意味での可能性を感じることとなった。
④卒業論文
一方で昨年、黒い感情が渦巻いていたということは事実である。
1人でも欠けると活動が成り立たない状況であるという重圧と孤独
相手の前提に依らない互いの正しさのぶつけ合い
前提に人としてのリスペクトがないコミュニケーション
自他ともにあっただろう、「現実を変えられる」という感覚の無さと疲弊する仲間
このような状況下で、いつのまにか黒い感情に飲み込まれ、2018年の3月から秋ごろまでは死んでいた。
やりたいことがあっために務めたことがこんなにも苦しく感じるとは思わなかった。
日々削られるうちに消えたいなあと思い、家からしばらく出られない時なんてざらにあった。
もっと言えばベッドからすら起き上がれない日もあった。朝起きた瞬間、「また今日がきてしまった」という思いに駆られ身動きが取れないのだ。
気付けば「しんどい」という言葉が自然と口から出てくるようになっていた。そして現実から目を背けるように先の旅に出ていた。
自分にとっての「豊かさ」を考えるために「豊かさを求める選択をする」という目標を立てた2018年。
理想を求めれば求めるほど、覆い隠されていた内側をまざまざと見せつけられる。ここが限界なのか?
そんなところもあり、卒業論文のテーマは「中山間地域における子どもを中心とした「コレクティブな協働」の意義と条件」というテーマで執筆した。
学校などのある組織のみならずにいかに有機的な出会いや学びを持ち、対話により価値観を交錯させ、人や社会が変わり続けていくのか。
いかに<わたし>と<あなた>と<社会・世界>の境界線が溶け再構築されていくのか。
出くわした分断から、そんな問いがふつふつと湧いてきた。先に述べたpolcaでの旅もこの問いに対する想いが突き動かし駆け巡った。
結果、何かが明らかになったかと言えば、正直肯定しきれないところが大きい。明らかにしたかったことがほとんど明らかにできていないところに自分の甘さを感じている。
春から地域教育の仕事に就くのだが、そこの場でひたすらに確かめていく。地道に、泥臭く、かさぶた剥がれるときも転がり続けたい。
⑤別れ
卒業論文を提出した日の夜、約2年3か月お付き合いしていた人とお別れをした。端的に、自分の未熟さ故、というところだ。
誰かとこんなにも長く深く付き合うという経験がこれまで全くなかったために、良いことも悪いことも味わった。
小学校で初めてできた友だちから窃盗被害を受けて疎遠になった。
習い事も転々としていたので、同じ集団とずっとつるんだこともない。
そんなところから、人を深く信頼することに時間のかかる自分である。
1から10まで信頼の値があるとするなら、8〜10までに至るまでのハードルがやたら高い。それは他者に対してもそうだが、根本には自分を信じきれていないことが大きい。
そんな自分が誰かと長く深く付き合う中で、たくさんのことを学んだ。
これまで付き合ったことのある人との別れはあまり良いものでなかった。
今回は自分から告白して初めて付き合った人であったため、きちんと感謝も含め伝えて別れました。変な建前抜きに、感謝してもしきれない。
悔いがないかと聞かれると否定はしきれないですが、考える暇もないくらいただひたすらに前に進んでいこうと思う。
どうか、幸せになってください。
振り返って
衝突や分断からくる精神的なしんどさや別れなど、結構苦しい1年となった。
「弱い」「できない」自分が顔を出す。
浅ましいな。どうした?もっとできないのか?
そうして、しんどさにとらわれるうちに、大切にしたいことすら大切にできなくなっていた。
いただいた機会や、クラウドファンディングでの応援など受け取った恩を裏切るものだったと言われても仕方がないほどだった。
たくさん周りに迷惑をおかけしました。
本当にすみません。
いま、孤独の限界を思い知った先に、顔の見える仲間が少しずつだけど見えてきています。
苦しいときに助けてくれた方
こんな自分に「一緒に前に進もう」「立ち止まってもいい」と言ってくれた方
これまで苦しみもともに乗り越えてきた方
「社会のため」だとか、そんなかっこいい言葉ではなく、
この人たちとともにやっていきたいと、肩肘張らずに自然とそう思えるのです。
札幌で出会ったともに前を進み、時々ともに立ち止まる人たち
カタリバで深く関わった仲間たち
これからの北海道の教育を、学びをともに作っていく人たち
そして、北海道のみぎうえの、札幌じゃない方芸人の人たち
正直に、同じ北海道のみぎうえの人ですと言いながらも、まだ完全に「一緒にやれている」とは思えてません。
アルポンだとかすごくないだとか自称しながらも、仕事も能力も気遣いも行動量も気概もエグくて、一緒にいるとちっぽけな存在だと感じてしまいます。
イベント名としての道東誘致大作戦に関わっていなく、脳天直撃学校祭も途中からだったので、この集団と関わっていると自信を持って言えない自分もいます。
与えられてしかいなく、教育という分野の自分がどんな形で返せるだろうか関われるだろうかと不安に思うことばかりです。
でも、「一緒に踊りたい」と思うのです。
必死でくらいついていきます。
写真にはあがってないだけで、一緒にと思える人はほかにもいます。
人を信頼するのに時間のかかる自分でも、少しずつ顔を思い浮かべてともにやろうと思える人が増えてきたことに自分自身驚いています。月並みな言葉になりますが、本当に感謝しています。
そうした大切にしたい人たちを大切にできるように、今年は「ととのえる」ことを意識していきます。その先できっと、スタート地点にようやくたどり着けると思うから。
まとまりがないですが、長くなってしまったのでこんなところで終わりにしようと思います。
改めまして、今年もよろしくお願いします!
(Photo by 中西拓郎)