【客先常駐はやめとけ】客先常駐の会社は速攻で避けるべき理由
転職活動で会社を探していると、「勤務地:各プロジェクト先」「SES」というように客先常駐の会社も一定数ありますね。
しかしながら結論として、客先常駐の会社は死んでも入らない方が良いです。というか、個人的に法律で禁止して欲しい形態ですね。
というの、客先常駐は派遣みたいなもので、構造上クライアント(常駐先)に振り回されやすいからです。
一応派遣と違って、ルール的には指揮権はクライアントではなく元の会社(その社員の雇用主)にある“ことにはなっています”が、事実上の派遣だと思った方が良いです。
ネット上だと「ホワイトな客先常駐企業もある」的な話を見かけますが、そもそも個々の会社ではなく業界構造の問題ですから、仮にホワイトな客先常駐があったとしても、感覚的には東京に住んでいる人間全員から数十人だけ見つけるくらいレアだと思った方が良いです。
しかも厄介なことに、客先常駐というのは求人を一目見ただけではすぐには分からないので、尚更タチが悪いです。私自身も、転職活動の過程で引っかかったことがありますからね。
ちなみに、引っかかって入った客先常駐の会社は入って1か月で辞めることにしましたw
マジで痛い目に遭ったので今回は熱くなるかもしれないですが、注意喚起として客先常駐の会社はどうしてマズいか、また客先常駐の会社を見分ける方法についても解説したいと思います。
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客先常駐はやばい理由3選
常駐先の面接がある
意外と触れられていないデメリットなので最初に挙げますが、まずは常駐先の面接があることです。というか、個人的には何よりのデメリットですね。
要は、所属会社の面接と常駐先の面接とを二重でやらないといけません。
そうなると何がマズいかですが、常駐先が決まらない限り収入が入ってこないのと、単純に二重で就活に苦しむことです。
まず前者ですが、単純に貯金を切り崩しながら生活をする羽目になることと、サービス残業を強いられることですね。
貯金の切り崩しについては分かりやすいですが、サービス残業については例えばタダで研修や会議に出させられることですね。
私の場合、研修については(表向きは)自由参加だったので、その分の時給が出なくても我慢できたのですが、会議については、明らかに所属会社に指示されたのにタダで出席させられましたからね。
そして後者ですが、特に私のように面接が大嫌いな人にとってはいつまでたっても働けない状態が続くことと、ずっとその常駐先で働けるわけではないことですね。
まず面接が落ち続けると、単純に貯金の切り崩し状態が続きますし、何より精神的に消耗します。
しかも、私が何社も常駐先の面接を受けてきましたが、全て無期限ではなく期間が数か月だったりしました。
もちろん、期間が過ぎればまた別の常駐先の面接を受けないといけないという無限ループになります。
ですから、まずは二重で就活しないといけないという点で客先常駐はダメですね。
常駐先に振り回される恐れがある
客先常駐は、構造が派遣に近いので常駐先に振り回されやすいです。
もちろん派遣とは違って、指揮権は常駐先ではなく所属会社にある“ことになっている”のですが、実際は物理的に常駐先の方が常駐スタッフを管理しやすいので、事実上派遣みたいなものです。
ですから、よく派遣社員は立場が弱くなりやすいと言われますが、似たようなことが客先常駐でも起きやすいです。
私の家族も派遣社員だったことがありますが、例えば正社員並みに仕事を責任を押し付けられたことがあります。ああいうのが構造上客先常駐でも起きてもおかしくないです。
SES業界でよく偽装請負とか言いますが、これも上記のような労働形態が要因ですね。
あとは、普通の派遣と同様に常駐先の社員に差別に近い扱いもされやすいです。
細かいのだと、常駐先に属している社員とは違う呼び方(派遣で言う“派遣さん”)だったり、もっと大きいのだと、例えば上の家族の話みたいに立場が弱いのをいいことに仕事と責任を負わされます。
要するに実態的には派遣に近いですから、特にその会社で長く働くなら、客先常駐の会社だけは入って欲しくないです。
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どの常駐先に飛ばされるか分からない
あとは、どの常駐先に飛ばされるか分からなくなります。
特に、人間関係とか会社の文化を重視して転職した場合だとそうですね。
具体的にどんなことがあるかですが、例えばイケイケのベンチャーに行きたくてその会社に入ったと思いきや実はそのベンチャー企業は客先常駐の会社だったため、実際は老舗で体質の古い会社に飛ばされるというのがあります。
というか私がそうなりかけたので、入ってから結局2か月で辞めることにしました。(正確には入社ではなくまだ研修の段階ですが)
あるいはその逆で、お堅い業界に入りたくてその会社に入ったのに、実際は違うところで働かされるというのもあります。
というような感じで、要はせっかくリスクを取ってまで転職できたかと思いきや、結局目的とは違う職場に飛ばされる羽目になります。
「そんなに努力が無駄になるなら、事前に見分ければいいじゃん?」と思えますが、即座に見分けることができればこの記事は書いていません
要するに、私の経験上直接「客先常駐」と書いてある求人が少なく、見分けにくい求人も多いからです。
ところが、色んな会社を当たってみたり少し深く調べてみたりすると、疑わしいところもポツポツ出てきますので、少しリサーチすると意外と見つけやすかったりします。(後述)
最後に:客先常駐の会社の見分け方
1.勤務先欄に「プロジェクト先」「クライアント先」というようなことが書いてあると怪しい
では具体的にどうやって見つければいいかですが、まず勤務先欄に「プロジェクト先」「クライアント先」というようなことが書いてあると客先常駐だと思った方が良いです。
よく考えると、○○支店配属などと書いていない時点で何かありますよね。
「プロジェクト先」「クライアント先」だけだと一見すると、「そこのエリアのお客さんを担当するだけで、自分は事務所に通わなくていいんじゃないの(=リモートワークじゃないの)~♪」と期待しがちですが、実態はプロジェクト先(クライアント先)=常駐先です。
ここが、先ほどから書いてきている客先常駐を見分けにくいポイントですね。
しかもさらに厄介なことに、「もしかしたら違うかも」「あわよくば」と都合良く解釈しがちなのが人間の性です。
少なくとも私自身、都合よく受け取ってしまったのもあって騙されたので反省しています。(汗)
逆に言えば、都合良く受け取るぶん騙されやすい状態になりますので、ちょっとおかしいところがあれば素直に疑った方が良いです。
ちなみに後述でも同様ですが、求人をよく読んでも分からない場合、面接の逆質問でも確認してみると良いです。
2.事業内容に「アウトソーシング」「営業支援」などと書いてあると怪しい
もう一つですが、会社のホームページの事業内容で「アウトソーシング」「営業支援」などと書いてある場合も疑うべきです。
「アウトソーシング」は字面からして何となく分かると思いますが、問題は「営業支援」です。
「営業支援」というのは、実態的にはその店(何かの代理店、フランチャイズの店等)の店員をやらされるのが大半でして、文字を読むだけでは「経営コンサルに近いかな?」と思えますが、実際は客先常駐でその店の店員をやらされます。
これも客先常駐の会社を見分けにくいポイントになりますね。
逆に言えば、きちんと「その支店(あるいは本社)が配属先」とだけ書いてある会社、なおかつ事業内容が客先への出向っぽい内容(「アウトソーシング」等)ではない会社を選ぶことができると、結構避けられると思います。
それから求人を読んでも分からない点があれば、上の見出しの話と同様に面接でも確認してみるのをお勧めします。
最後に
という事で、客先常駐の会社はどうして選んではいけないか、また客先常駐の会社を見分ける方法についてを解説しました。
もちろん今回紹介した方法は100%必ず見分けられるわけではないですが、それでも結構な確率で避けられると思います。
というのも客先常駐の会社の場合、求人やホームページをよく読んでみると、大半は何だかどこかへの出向っぽいことが書いてありますからね。
あとは、少なくとも私の経験上そもそも客先常駐でない会社も割と多いからですね。
確かに直接「客先常駐」と求人で謳っている会社は少ないですが、それでも少しリサーチするだけで結構見分けられますので、ぜひとも試してみてはと思います。
ということで、今回は以上です。
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