20代未経験WEB業界への転職ロードマップ(5回目)
おはこんばんにちは!X(旧Twitter)でWEB業界への行き方について発信しているえぃちゃん商事です。
それではさらに深く実務に深く入りたいと思いますが、今回はみんなの大嫌いなものの一つ、書類選考対策について解説したいと思います。
その中でも特にボトルネックと感じているのが、志望動機と自己PRではないでしょうか。
しかもネットで志望動機の書き方を調べても、「数ある会社でもその会社を選んだ理由」だとか「入社後のキャリアビジョンをどうのこうの」というように、当たり前な話ばかり出てきてうんざりしていると思います。
そこで今回は、そういう一般論ではなくできるだけ具体的に且つWEB業界に絞って、志望動機・自己PR対策について解説したいと思います。
WEB業界への志望理由と自己PRはどうするの?【書類選考】
【みんなにとっての関門】志望動機を書くポイント
一番気になるのが、「その業界の中でもなぜ御社」だと思いますね。
「そもそも御社じゃないといけない理由なんかない」「たまたま家が近かっただけ」というのが本音でしょうし、特にWEB業界などのテック系業界だともっと特別なことを言わないといけない感じがするでしょう。
「数ある会社から御社を選んだ理由」と言っても、ガチガチに書く必要はない
ただ、これについては「なぜ御社」と言っても「御社のここが好きでこういうところも好きで・・・」とガチガチに絞る必要はないですし、例えば「地元の近くで働くことができるから」でも普通に通ったりします。(経験談)
あとは、WEB業界などのテック系業界だとなおさら特別なことを言わないといけないか?と思うかもしれないですが、これについても、他の業界と同様の感覚で話せば大丈夫です。
私も、「○○がきっかけでWEB(IT)業界に興味を持ち、その中でも地元で働けてこんな仕事が出来るから」というような感じで話しても書類選考に通りました。
ですから、何も特別なことを書く必要はないと思いますね。
「趣味でやってたSNS(ブログ)がきっかけでWEB業界に興味を持った」とアピール
具体的な志望動機の書き方ですが、以前の回でも話しましたが、「趣味でやっていたSNS(ブログ)がきっかけでWEB業界に興味を持った」というような感じをお勧めします。
以前の回で「実力を示すポートフォリオとしてSNS(ブログ)を持つべき」と話しましたが、これも「(ポートフォリオの)SNS(ブログ)の経験を御社に生かせそうだから」とあからさまに書くのは、個人的には微妙だと思います。
そもそも、ここで言う「経験」というのは「その業界の会社で働いてきた」経験を指すことが多いですし、私も最初は「今までやってきたブログの経験を~」と書いてみてもあっさり書類選考に落ちましたからね汗
逆に、「趣味でやってきた過程で、その業界で実際に働いてみたくなった」というような言い方の方が反応が良かったですし、ぜひ実践してみて欲しい次第です。
採用担当が来て欲しがる自己PRの作り方【もう一つの関門】
特にWEB業界であれば、「相手の立場を考えるようにしている」とアピールを
これは特にWEB業界志望の場合ですが、個人的にオススメなのが「相手の立場に立つようにしている」というアピールですね。
どういうことかですが、WEB業界だと特に相手の心理を読んだり心を動かして商材の成約に繋げる機会が多いです。
SNSとかネットでよく見かける広告だと、いかにも目に留まるようなものだったり煽ったりするのも見かけますが、基本的には相手にどれだけ(その商材を使う)メリットを感じさせるかが本質ですからね。
それから、WEB業界だと私が知る限りWEB広告や(取引先の)メディアの運用、一般消費者向けのWEBサービスがメインですし、特に未経験で入るなら営業職をお勧めしていますので、尚更やるべきアピール方法です。
私がやった方法だと、
・仕事をするときには常に相手(顧客)の立場に立つ【主張】
・顧客は、本質的には課題を解決したいから商材を使う【論拠】
・前職の建設関係の仕事では、ヒアリングの過程で例えばコストを下げたいのか耐震性を求めているのかに焦点を当てるようにした【具体例】
・御社でも、この相手の立場に立つ姿勢を生かしていきたい【主張】
という感じで自己PRしてきましたが、このようなイメージでやっていくと良いんじゃないかと思います。
ポートフォリオを使って、実績をさりげなくアピール
もう一つは、ポートフォリオを使って実績を「さりげなく」アピールすることですね。
以前の講座でも話しましたが、そもそも企業側は「会社で働いていた時の」実績や経験を想定しているので、いきなり「今までやってきたブログの経験を生かしたい」と話すと自意識過剰に思われる可能性があるんですよね。
ですから、「生かす」というより「自分でも勉強している」というようなアピール方法が良いです。
どんな感じかですが、これも私がやってきた方法だと、
・個人でブログを運営している
・ブログで発信していく過程で、アクセス増加やアフィリエイトによる売上が出たことで、読んでいる人の心を動かすのが楽しくなり、デジタルマーケティングに興味を持った
・もちろん直接の実務経験はないが、このブログの運営経験を通して自ら能力を身に付け、御社に貢献できるようになりたい
というような感じでアピールしました。
もちろん、実際に運営しているブログとかアクセス数などの成果についても、面接とかでサラッと話しました。
特に個人的に気を付けて欲しいのが、上記の「直接の実務経験はない」というのが重要で、この言葉を入れることで、より謙虚にアピールすることができます。
私が実際に書いた志望動機と自己PR【もちろん受かったもの】
では、話すだけでも分からないと思いますので、実際に私が書いた志望動機と自己PRの事例を紹介したいと思います。
もちろん、書類選考に受かったやつだけ載せますね。
※個人情報の特定を防ぐために、一部加工してあります
■1社目(WEBサービスの運営会社、私が入社したところ)
〇志望動機
「これまで違う分野の仕事をしてきましたが、別の仕事に挑戦したいと思いました。
特に、今まで個人でブログをやってきましたが、アフィリエイトの成約やアクセスの増加などの成果が出たことで、WEBマーケティングの仕事がしたいと思いました。
さらに、地元の○○(地域名)の近くである○○で働けることもあり、貴社で仕事したいと思いました。」
〇自己PR
「【受け身ではなく主体性を持つようにしています】
仕事をするときは、受け身ではなく常に主体性を持つようにしています。
前職の上下水道の配管設計業務では、単に設計図を描くのではなく、取引先である官公庁の狙いを想像し、自分でも上司に配管方法等について提案するようにしてきました。
今回はWEBマーケティング業務であり、今までと違う業務ですが、この主体性を持つという姿勢を活かしていきたいです。
【他の人と連携して仕事をするようにしています】
全て一人で進めることなく、他の人と連携して仕事をするようにしています。
現在の営業職、また前職の上下水道の配管設計の仕事では、同僚の社員と知恵を出し合い助け合いながら仕事をしてきました。
貴社でも、上記のような姿勢を活かしていきたいと思います。
【個人で情報発信をしてきています】
前職から、個人でブログ運営をしてきています。
ブログで発信していく過程で、アクセスの増加やアフィリエイトの成約など成果が出てきたことで、どうすればユーザーが喜ぶかを考えるのが楽しくなり、WEBに関連した仕事に興味を持ちました。
もちろん直接の実務経験はありませんが、個人での情報発信の経験を活かし、自ら知識を吸収することで1日でも早く戦力になれるよう努力します。」
■2社目(WEB制作会社の営業職)
〇志望動機
「これまで土木設計の仕事をやってきましたが、別の仕事に挑戦したいと考え、前職の営業部門の社員を見ていく中で、お客様の直接の接点である営業の仕事をやってみたいと思いました。
さらに、前職から趣味でブログをやっていたこと、また地元の○○(地域名)の近くである○○で働けることもあり、貴社で仕事したいと思いました。」
〇自己PR
「【相手の立場・視点を考えながら仕事をするようにしています】
前職の上下水道の配管設計業務でも、単に設計図を描くのではなく発注者がその地域に上下水道を配管する意図を常に意識してきました。
貴社の仕事は営業職(インサイドセールス)と拝見していますので、このお客様の立場・視点に立つ姿勢を活かして仕事に取り組んでいこうと思います。
【他の人と連携して仕事をするようにしています】
全て一人で進めることなく、他の人と連携して仕事をするようにしています。
前職では上下水道の配管設計の仕事をしてきましたが、同僚の社員と知恵を出し合い助け合いながら仕事をしてきました。
したがって貴社でも、上記の他人と連携して仕事をする姿勢を貴社でも活かしていきたいと思います。
【個人で情報発信をしてきています】
前職から、個人でブログ運営をしてきています。
ブログで発信していく過程で、アクセスの増加など成果が出てきたことで、どうすればユーザーが喜ぶかを考えるのが楽しくなり、今回のWEB制作およびデジタルマーケティングに関連した仕事に興味を持ちました。
もちろん直接の実務経験はありませんが、個人での情報発信の経験を活かし、仕事を通じて自ら知識を吸収することで1日でも早く戦力になれるよう努力します。」
他のWEB業界の会社でもこんな感じで書いていきましたが、これから応募書類を作る際も、これらの事例を参考にしてみて下さい。
最後に
ということで、まず第一の関門である志望動機と自己PRについて解説しました。
特に、WEB業界だと専門職でもあり何か特別なことを書かないといけないのでは?と思ってしまいがちですが、実はそんなことはなく他の業界同様に、普通に自分がその会社とマッチしているポイントや長所のアピールをしていけば良いです。
それでは次回は、みんなが大の苦手?な面接への対策について、具体的に解説していきたいと思います。
結論から言いますと、WEB業界の面接についても特別なことではなく普通のことを聞いてきますので、そこまで心配はないと思います。
採用担当が来て欲しがるような対策について解説したいと思います、ぜひ楽しみにお待ちください。
それでは、今回は以上です。
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