20代未経験WEB業界への転職ロードマップ(6回目)


 おはこんばんにちは!X(旧Twitter)でWEB業界への行き方について発信しているえぃちゃん商事です。


 いよいよ今度は、みんなが大嫌いな面接への対策に入ります!


 何しろ、頭では「採用担当=自社の仲間が欲しい=味方」って分かってても、いざやると採用担当=打ち負かすべき敵って思ってしまいがちですよね。


 私も、他は大丈夫なのですが面接だけは大の苦手なので、嫌いな気持ちは染み込むほど分かります。


 それから、今回はWEB業界での面接対策になるので、何か特別な事を聞かれるんじゃないかと心配ではないでしょうか。


 ところが、WEB業界だろうと質問される内容は他の業界の時とほぼ同じなんですよね。


 未経験で入ろうとする場合だと特にそうですし、正直一般的な面接対策で充分だと思います。


 ただ、ここで終わってしまうと身もふたもないですし、かといって「笑顔でゆっくり話しましょう」「こうやったら緊張しない」など当たり前なことを話しても仕方ないので、今回は私の経験談に基づいた、WEB業界に特化させた面接対策について話したいと思います。


みんなの大嫌いな面接への対策


聞かれる内容は他の業界と似たような感じ


 まず気になるのが、WEB業界だとどんな事を面接で聞かれるの?だと思います。


 変な横文字とか頭文字を並べたてられて、謎のクイズを仕掛けられるんじゃないか?って思うかもしれないですよね。


 結論から言うと、WEB業界であっても特別なことを聞かれることはないと思って大丈夫です。


 強いて言うと経験者だったら聞かれることもあるかも知れませんが、特に未経験であれば他の業界と同じようなことを聞かれますので、特段心配は要らないと思います。


 私も5社くらいテック系企業の面接を受けたことがあるのですが、どこも


・自己紹介(と今までの経歴)をお願いします


・志望動機は?


・転職理由は?


・自己PR(自分の長所短所) をお願いします


・上記をさらに掘り下げた質問


・最後に何か聞きたい事は?


というような、ごく一般的な質問ばかりでしたからね。


 強いて言うと、用意したポートフォリオ(ブログやSNS等)がどんなものかやアクセス数などの成果だったら、WEB業界なら当然聞かれることもあります。


 ちなみに、実際に話すときは履歴書や職務経歴書に書いてあることをサラッと話して、深掘りで聞かれたらさらに回答すればいいと思います。


 この辺に関しては、そこら辺の本やネット記事のような一般的な面接対策をしていけば良いです。


補足:「ブログ(ポートフォリオ)で稼いでるなら、それで生活すれば?」への回答方法


 ただ場合によっては、用意したポートフォリオのブログとかで売上がある程度ある場合だと、「別にうちに来なくても、そのブログで生計を立てれば?」と言われることもあります。(実際、私も言われました)


 「別にうちじゃなくてもいいじゃん?」って言われると、ドキッとして上手く答えられなくなりますよね。


 ここら辺に関しては結論、「確かにそれで生計も立てたいが、同じWEB関係の仕事をするなら仲間と一緒に行動できる会社(御社)での仕事がいい」というような答え方が良いです。


 この答え方にはポイントがありまして、まず①一旦相手の意見を受け止める、②そこから「それでも御社で働きたい」と主張、③理由として「会社であればチームで仕事ができる」と話す、ことですね。


 先ほどの例で言うと、


①に当たるのが「確かにそれで生計も立てたいが」


②に当たるのが「会社(御社)での仕事がいい」


③に当たるのが「仲間と一緒に行動できる」


ですね。


 私も実際にこうやって回答してみたところ、反応も良く面接も通りましたので、実際の場面でもぜひやってみて欲しいと思います。


ただ、「SEO」など業界専門の用語を使えた方がいい【勉強アピール】


 上記で「WEB業界の面接は他とあまり変わらない」と言いましたが、それでもその業界の専門用語は使えるといいです。


 要は、知識をある程度持っていますよアピールです。


 ただ、決して知識マウントを取れという話ではなく、その業界について「勉強している」とアピールするためです。


 採用担当としては、能力はしかりその業界に本当に興味があるかも気にしているんですよね。


 いざ話すときにその言葉が一度も出てこないとなると、場合によっては「この人は本当にうちの業界(さらにはうちの会社)のことを調べているの?」「本当に興味があるの?」って思ってしまいます。


 例えばWEB業界で言うと、「SEO」とか「PV」、「コンバージョン」といった言葉は使えるようになった方がいいです。


 特に、ポートフォリオを担当者に説明する時とかがそうですね。


 ただ個人的に、専門家レベルまで詳しくなる必要はなくて、基礎的なことだけでも知っていれば十分だと思います。


 普通に、例えばWEB業界の人と日常会話ができる程度の業界用語知識があれば良いでしょう。(先ほどで言う、例えば「SEO」とか「PV」、「コンバージョン」ですね)


 ちなみに、分からない人のために、


SEO:自分のサイトのページの検索順位をできるだけ上位にするための施策


PV:ページビューの略でサイトのそのページ単体、あるいはサイト全体のページが読まれた回数


コンバージョン:その商材が成約すること


だと思ってもらえればいいです。


逆質問で、仕事のやり方は聞いた方がいい(テレアポか?等)


 あとは、面接での最後の関門、逆質問は割と面倒ですよね。


 普通の向こうから聞かれる質問ならただ答えていけば良いだけですが、こっちから聞くことなんてあるわけないのが本音だと思います。


 ただ、逆質問はその会社がブラックになりやすいかを知るためのチャンスでもあるんですよね。


 じゃあ具体的にどんな逆質問がいいかですが、仕事のやり方を聞いた方が良いです。


 例えばWEB業界で営業職を狙うなら、「反響営業なの?それともテレアポなの?」と言った感じです。


 もちろん実際は、「今回は営業職と伺っていますが、具体的には反響営業という形でしょうか?それともどんどん電話でアプローチしていく感じですか?」という話し方になると思いますね。


 せっかく自分が企業に聞く機会があるわけですから、その会社の内情を知るのに使いたいものです。


 私も実際にこういう逆質問をしたことで、例えばテレアポに頼っている会社を避けることができましたからね。


 「内情を知る?なんか企業に嫌がられない?」って心配になると思いますが、まともな会社であれば普通に答えてくれます。


 もちろん「テレアポやってますか?」「体育会系ですか?」などと直接的な聞き方はしないのが前提ですが、実際に私もやってみたところ別に嫌がらずに丁寧に答えてくれました。


 逆に嫌がって答えようとしないのであれば、大体何か裏があるサインですからね。


 ですから、「最後に何か質問は?」と言われた時は、例えばテレアポメインの会社かを調べるために仕事のやり方を聞いてみるのをお勧めします。


最後に


 ということで、WEB業界への就活の実務編はここまでにしたいと思います。


 IT・WEB=意識高い系というイメージもあるので、何か特別なことを言わないとダメな感じがしそうですが、基本的には他の業界での就活のような感覚でやっていけば良いです。


 もし気を付けるとしたら、先ほど挙げた「SEO」のように基本的な業界用語だけでも使えるようになることくらいだと思います。


 そして次回の7日目は、入ってはいけないWEB業界の会社について解説したいと思います。


 成功方法は本当に何パターンもあり運要素もあるのですが、失敗パターンだと限られてくるので、極端に言うと失敗パターンさえ避けることができれば、それだけで成功に繋がるとも言えます。


 ということで次回は、入ってはいけないWEB業界の会社について紹介していきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?