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パワハラ男性上司に狙われる女子社員の傾向と対策【2025年度版】

医療職20数年目、ヒラタです。

私の働く業種では、上司はまだまだ男性が多く、体育会系、飲みニケーション最高!セクハラジョークもご愛嬌!みたいな考え方の世代がちょうど管理職になってたりします。

私が過去の転職で出会ったパワハラ上司のパターンは『仕事はあまり出来ないし熱心にやりたくないが、とにかく職場の他部門や上司への関係性作りを大切に!』という人が多かったですね。

上にはめちゃくちゃペコペコするけど、部下には傍若無人。上司に言われた嫌味や無理難題を倍にして部下に投げかけるタイプ。

他部門への外面は良く職場ではそれなりに評価されているので、耐えられなくなった部下は誰にも訴えることなく静かに辞めていく。

そんなパワハラ男性上司の標的は、大きく分けて2パターンでした。

1.自分より高い評価を受けている女性部下への嫉妬

男の嫉妬は怖い…なんて言いますけど、男性も嫉妬するんですよね。男女関係ではなく、仕事の上での出来る人や目立つ人への妬みは本当に怖い。私は自分より出来る人に憧れるし、話を聞いて学びたいと思う方なので、妬みからのパワハラなんて1ミリも得しないことを何でするの?!とびっくりしましたが、世の中には結構そういう人がいるみたいです。

私も一時期、病気で一日休んだだけでネチネチ責められる、業務終了時間過ぎてから急ぎでもない用事で召集をかけられる、悪評を周囲に吹き込まれるなど、嫌がらせ?をされたことがあり、あの上司そういう性格なのかな?と他のスタッフに聞いたところ、いやいやヒラタさん目立ってるから目の敵にされてるんですよ、妬みですよね、と言われて、愕然としました。

私ならそんな惨めで、虚しくて、カッコ悪いこと絶対できない。それで気持ちがスッとする訳?!信じられん。でも、世の中にはそういう人がいるんですね。

ちなみに私の対処法はとにかく距離を置くこと。
同じ土俵に立たない。距離を置くために必要なら然るべき部署に報告してでも、距離を置く。間に人を挟んでコミュニケーションをとる環境にする。
お互いに良いことないじゃないですか、一緒に働いてても。こちらは当たり前に仕事を頑張る、向こうにはそれが鼻につく…では、良い仕事ができる訳がない。

どんな仕事でも、一緒に働く人の大半は自分のことを可もなく不可もなく接してくるとするじゃないですか?で、努力が実って、2割くらい応援してくれる人が現れるとしますよね。そうすると1割くらいはアンチっていうか、よく思わない人も出てくるんですよ。それはもう人間関係の仕組みとして仕方がない気がします。出る杭は打たれる。

嫌われたくなければ、必要以上に好かれることも望まず、空気のように存在するのが1番ですね。
(ちなみに、私は一部の人に嫌われても良いから、自分が好きな人たちと仕事を楽しみたい人です。)

2.優しく、強く、いつも冷静。動揺しない女性部下への甘え

これもよく見かけました。いつも冷静、感情的に怒られても泣くなんて絶対ない。はい、はいと素直に受け止めて謝罪ができる。セクハラジョークにも、過剰に反応せず受け流す。そんなタイプの女性には甘えの心理が働くようで。愚痴る、八つ当たりする、仕事終わりにどうでも良い話に付き合わせて帰そうとしないなど、よく見かけました。

でも、こういう子は辛くない訳じゃないんですよね。大抵、3年くらい頑張って辞めていきました。

こういうタイプは本当はものすごく大切な人材なんですよ。こんな事で失ったら勿体無い人たちです。でも、パワハラ上司は職場が良い状態であることより、自分の心地よさを優先してしまうので、こういう素晴らしい人材に甘えて甘えて、ダメにしてしまうんですよね。

こういうタイプにアドバイスするとしたら、社会人だから…とか、我慢し過ぎずに演技でもいいから一回くらい大袈裟に泣いたり、ムッとしたり、素を出してみるのをお勧めします。

ハードルが高い!と思われる方は、泣いたりムッとした後に、笑ってない目で『なーんてね…』って自分でフォロー入れても良いですね。

甘えられてるんですよ、多分。この子は許してくれる、付き合ってくれる、言い返さない…そう思われてるからターゲットにされるわけで。

あと、こちらの嫌な思いが本当に伝わってない時もありますしね。鈍感力高めな上司だと。

パワハラ対策の基本ですが、後でどこかしらに訴えるためにも『こちらは嫌だという意思表示をした』という事実を作ることが大切です。

他に、面倒な男性上司のタイプとしては、他に『自分に厳しく、人にも厳しい』タイプ。

こちらは、くどくど自論を語ったり、やる気がないように見える相手を見下して攻撃したりするので、対策としては『上司のことめっちゃ尊敬しています!勉強になります!!』オーラを出して、演技でもやる気を見せて、とにかく頼ること。
未熟でも自分を頼ってくれる後輩は可愛いですからね。成長できるし、味方につけられるし、一石二鳥です。

そんなに仕事やる気ねーし!めんどくさいわ!と思うのなら、一刻も早く逃げてゆるいとこに勤め直した方が良いです。合ったところで働くのがお互いにベストですしね。

あとは『管理能力のなさで仕事を抱えすぎて、いっぱいいっぱいになって定期的に爆発するタイプ』。

これは相性の良い部下を秘書のようにつけて、抱えてる仕事を分散してフォローするのが、最終的にみんなの平和になります。毎回とばっちりで怒られたり、尻拭いさせられるの疲れますもんね。
それに時間と人員を避ける余裕がないなら、やはりこれも然るべき部署やさらに上司に相談でしょうか。


こんなにあちこちに色んな困った上司がいる中、『仕事が面白くないけど、今の職場に特に不満はない』という状態の人は意外と幸せな状態なのかもしれませんよ。仕事は考え方次第で面白くできる部分もきっとありますからね。

私も、職場では圧倒的に後輩の方が多い年代になってきました。辛い思いをしている後輩を見るたびに、上記のことをアドバイスしてきましたけど、今となっては自分が嫌な先輩にならないように気をつけないと。

人の振り見て我が振り直せの日々です。

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