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山行記2022-6 富士山吉田ルート(2022.07.02)
先々月末、ようやく、ようやく、職場の県外移動が原則解禁となりました(涙)
昨年は県外に出るなと言われていたのでやむを得ず新潟県内の山ばかり登っていたのですが、やっと解禁!
で、せっかくの解禁です。うっしゃー遠出してやっぞ~とあれこれ考えて選んだのが日本でいちばん高い山、ご存じ富士山でした。
本来なら小屋泊まりで山中でゆっくり休んでご来光を拝んで…というのがよいのでしょうが、土曜に登って小屋に泊まり、日曜に下界に降りて新潟まで戻ってきたらおそらく深夜。次の日仕事を考えるとこれはちょっときつい。
そこで、金曜夜に仕事を終わったらそのまま車で富士スバルラインの5合目登山口に向かい、朝から登ってその日のうちに降り、近くのホテルで一泊して疲れを取ることにしました。
ということで、前夜出発。
富士スバルラインの開通待ち車列の最後尾に到着したのが深夜2時半頃。開通は3時。この時点で既に1km近い車列が。
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3時にゲートが空いても車列が長いのですんなり通れません。
30~40分くらいノロノロ運転の末にようやく料金所に到着。
そこからはスバルラインを軽快に登って行きます(一応、小さいですが4WDのSUVです、我が愛車)。
そして5合目目前。
誘導員がいて、登山者は5合目の駐車場からかなり下、登山者専用駐車場に車を停めるよう指示されます。なんとその駐車場から5合目まで無料のバスが往復しているほどの距離。私は歩きましたけど20分くらいかかりました。
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5合目についたら、目の前に富士山がどどーんと!
おおお、テンションが上がります。
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そういや、田舎に引っ込む前、東京は杉並区阿佐ヶ谷に4年ほど住んでいたことがあるのですが、冬になると阿佐ヶ谷駅のホームの端から雪を被った富士山がいつもくっきりと見えていました。通勤電車が滑り込んでくる僅かな時間、富士山見物を楽しんでいたことを思い出しました。
軽くストレッチなどして登山口に向かいます。
登山口では検温、そして協力金1,000円を支払って木製の「協力者証」を頂きます。これをザックに括りつけて本格的に出発。
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登山道からしばらくは広々とした遊歩道。
そして30分ほどで6合目に到着。ここからが本格的な登山です。
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ということで、よっしゃいくぞー!と改めて気合を入れたのですが、なんかいつもの登山と雰囲気が違います。
富士山、自然感が無いというのか、ぶっちゃけ工事現場を登ってる感じがしてしまいます。砂山にいろいろと人の手が加わっていて、変な山だなーというのが率直な感想。
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山中にブルドーザが堂々と止まっていて、登山道とは別にブルドーザ専用道が上まで伸びてます。こんな山、他にないですよね。
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10~20分おきくらいに次々に山小屋が表れるのもまた新鮮でした。
本当にこんな山、他にない。
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登るにつれてだんだん雲が厚くなり、大丈夫かな~と思っていたら、上からパラパラと。
「あ、雨?」と思ってよく見たら、なんと雹でした。
下界はおそらく30℃を超えているはず。さすが富士山。
念のためレインウェアを取り出して着こみます。
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3,200mあたりを超えたところで、なんだか息が苦しい。
すーすーはーはー、大きな声が出るくらい呼吸が荒くなります。
いや~これは苦しかった。やっぱり空気が薄いんですね。さすが富士山。
須走登山道と合流してから上は人が多く、ときどき渋滞で立ち止まることもありました。
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そうして、ようやく、ようやく、山頂到着。
いや~本当にきつかった。徹夜と低酸素で本当にぶっ倒れそうでした。
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本来ならここからお鉢巡りで最高峰剣ヶ峰まで足を延ばすのでしょうが、とてもそんな体力は残っておらず。
いちおう山頂到着ということでここまでにしました。
ただ、少し歩いて火口だけ見てきました。迫力ありますね~
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ふらふらになりながらもおにぎりを食べて少しだけ体力回復。
帰りは広い広い、何もないジグザグの砂道をひたすら歩いて高度を下げていきました。
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落石防止のためのシェルターがあったりします。登山道なのに。
本当に不思議な山です。
(写真を撮り忘れました)
そして、ようやく出発点の5合目に戻り(長かった…)、そこから更に20分ほど車道を歩いて(長かった…)車を停めた駐車場へ。
体力の限界も限界でしたが、何とかその日の宿泊場所であるホテルへ。
チェックインしてすぐにシャワー浴びて食事して、その後倒れこむように寝てしまいました。
翌朝、ホテルのすぐ近くから見た富士山。
こうしていつも背景に大きな富士山のシルエットが見えている街ってのもなかなかいいな、と思いました。なんだか特別感があります。
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そして、カーナビに導かれるまま途中八ヶ岳高原などを経由しつつ新潟に戻って参りました。
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今回の強行軍、山頂付近では本当にきつかった。
今度もし登ることがあれば前夜ちゃんと睡眠とって臨みます。
自分がぶっ倒れるだけならともかく、人に迷惑を掛けちゃうかもしれませんしね(深く反省)。
ということで、コースタイム等は以下をどうぞ。