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写真は難しいですね
本格的にカメラを手にして7カ月。
きっかけは、昨年の夏の終わり、近くの海を散歩していて綺麗な夕陽を眺めたこと。
そのときふと、「あ、カメラ持ってたな。これ撮ってみたいな。」と思ったんですね。
自宅には5年前に気まぐれで購入したEosKissX7 ダブルズームキットがあります。
しかし、数回持ち出しただけで3年ほどしまい込んだままでした。
ネットで調べてみたら、夕陽の撮影には三脚が必要とのこと。
なんか大げさだな、と思いつつ、量販店に行ったら1,980円の商品があったので、「ま、これでやってみるか」って感じで買って帰りました。
で、その時に撮ったのがこの写真。
おお、自宅近くから見る夕陽がこんな表情を見せていたとは。写真を見て改めて気づきました。
カメラには身近なものの美しさを再発見させてくれる力がありますね。
それ以来、すっかり写真にはまってほとんど毎日カメラを持ち出すようになりました。
まあ、スマホでもそこそこ綺麗に撮れることは撮れるんですが、やはり一眼レフを手にしていると画質は少々、気分は大きく異なります。
特に、ファインダー越しに見える、日々変わる空模様や草木の様子に夢中になりました。
例えばこんな景色。
そして始めて5カ月経ったところでさんざん迷った挙句、フルサイズミラーレスで最も安価なEOS RPを購入。
手にしてみたらこれが本当に使いやすい。
軽くて薄くて画質は良くて、もう本当に楽しい。
ますますハマってしまい、ついにRFマウントのズームレンズと単焦点マクロレンズまで購入。
これで更に良い写真が撮れるように……となるはずが、どうもここにきて逆に伸び悩みを感じるようになってしまいました。
「面白い!面白い!」と無邪気に撮っているうちはいいのですが、古本で教本や写真集を買って眺めているうちにだんだん自分の写真のダメなところが分かってくるのですね。
それでも、素直に入道雲とか夕陽とか、腕が無くてもとりあえずカメラを向けてシャッターを切りさえすれば多くの人が「綺麗ですね」と褒めてくれるような写真を撮っていればいいのに、やってるうちに欲が出てきてしまいます。
「もっと個性を出したい」とか、「意外性のある写真が撮りたい」とかね。
そして、悩むようになりました。
例えばこの写真。
川原の雪の付き方が面白いと思って何枚も撮ったのですが、撮影地から帰ってきて画面で見てみたら、なんだかごちゃごちゃしていて何がいいのか分からない。
春直前のベンチの寂しさを表現したつもりが、これもどこがいいのか分からない。
空も白トビしてるしなあ。う~ん。
TwitterやInstagramで人気のフォトグラファーさんが見せる(魅せる)、思わず息を飲むような表現。
ああいうのを撮りたいのですが、道は険しそう。
初心者のくせに狙いすぎてかえって外してしまってます。
ここを突破しないといけませんね。
趣味の世界とはいえ個性的で感動的な表現をしてみたいし、日々の空も綺麗だけどそればっかりじゃなあ、などなど、いろんな(余計な?)ことを考えてしまいます。
さて、どうやって壁を乗り越えましょうか。
というか、逆にここのところだんだん退化してるような気がしてなりません(笑)