しょげた日に読む絵本3選
こんにちは、絵本案内人の いとう です。
仕事復帰してから、予想に反して我が子のことを想う時間が増えました。
朝起きられないいとうくんを見ては疲れてるよなあと思い、夕飯を食べながら寝落ちするいとうくんを見てお迎えが遅くて申し訳ないと思う日々です。
最善を尽くしているつもりですが、いとうくんの睡眠時間を10時間確保することで精一杯です。きっと本当はもっと寝たいのかな、とか、もっと家で遊びたいだろうし、のんびりしたいだろうなと思います。
そんな落ち込む日の夜に、子どもに読み聞かせると見せかけて、自分のために読みたい本があります。
あすは きっと
『あすは きっと』
文:ドリス・シュワーリン
絵:カレン・ガンダーシーマー
訳:木島 始
出版社:童話館出版
1997年6月10日 第1刷発行
たとえ今日がどんな日であったとしても、明日はやってくるし、明日はきっといいことが起きるよ!そんなメッセージが込められた、今日を救ってくれる1冊です。
この絵本は明日への希望です。声に出して読むと、どんどん気持ちが晴れてきて、明日こそいい日になるぞ!早く寝て最高の明日を迎えよう!そんな気になります。
「今日はほんとにダメな1日だった…」としょげた日の夜に手にしてもらえたらと思います。
かみさまからの おくりもの
『かみさまからの おくりもの』
作者:樋口通子
出版社:こぐま社
1984年9月25日 第1刷発行
2018年現在で105刷も発行されている大ヒット絵本です。
この絵本は、つい子どもにイライラしてしまった日の夜に読み聞かせしてほしい1冊です。
この絵本は愛のかたまりです。作者 樋口通子さんが子育てに悩みながらも、お子さんの全てを受け入れようとお子さんのために制作したものだからです。
「なんでうちの子は行動が遅いの!?」
「なんでもないことですぐ泣く!」など
お子さんに対してイライラする気持ち、分かります。
そして、イライラをぶつけてしまった後に反省するところもみんな同じではないでしょうか。
そんな日に、「ごめんね、あなたはそのままで素晴らしいのよ」と伝えられる絵本です。
親の自己満足かもしれません、罪滅ぼしのつもりです。
でも、表現していかないと子どもは「自分は悪い子なんだ」「愛されてないんだ」と思ってしまいます。
だから、日々伝えましょう。いい日もダメだった日も、「そのままのあなたが大好きなんだよ」と伝えていきましょう。
ありがとう ともだち
『ありがとう ともだち』
作者:内田麟太郎
絵:降矢なな
出版社:偕成社
2003年6月1日 第1刷発行
ご存知の方も多い『ともだちや』シリーズの1つです。
友達関係でお子さんが悩んだ時におすすめの1冊です。
子どもの悩みは親の悩み。なんとかしてやりたいと思うけど、親が出過ぎてもいけないし…。
そんな時には、絵本という選択肢を思い出してほしいのです。
こんなとき友達としてどう接するのがいいのかな、そんな風に考えることができるかもしれません。
今回は、親や子どもがしょげた日に読みたい絵本をご紹介しました。
みなさんはしょげた日、どうしてますか?
早く寝るに限る!…確かにそれはそうです!その前に…絵本を読んで気持ちを明るくしてから寝れば、明るい目覚めを迎えられることでしょう。お試しあれ!(おしまい)
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