
多趣味な人は共感できる!大人に読んでほしいほっこり絵本
私はミニマリストに憧れるマキシマリストです。皆さんはどちら寄りですか?
今はミニマリストとは真逆の暮らしをしていますが、洗練されたミニマルな生活って良いですよね〜。「無駄」がない感じで。いつか限界まで身の回りを削ぎ落として、目先のことに集中してみたくなります。
そんな風に思ってはいても日頃からあれこれ気になってしまい、モノに囲まれ、やりたい事が多すぎる日々を送っています。忙しい生活の合間をぬって、自分を忙しくする日々。
ある時は味噌づくり、

ある時はシルバニアファミリーの布団セットづくり、

またある時はピアノの練習、

といったふうに、日々が目まぐるしく過ぎ去っていきます。気分はナスDです(名言でこんなのがあったような。ナス「まだやりたいことの1/10も終わってない!」)。
そんなある日、こちらの絵本を読んで思いました。「あぁこれ、自分のことだ…」
えんどうまめばあさんとそらまめじいさんの いそがしいまいにち
松岡 享子 原案・文 降矢 なな 文・絵
小さな家にえんどうまめばあさんと、そらまめじいさんが仲良く暮らしています。
二人ともそれは働き者なのですが、ひとつだけ困ったところがあります。
何かをやっている途中でも、他にしたいことを見つけると、すぐにやらないと気が済まないのです…
この「すぐにやらないと気が済まない」がポイントですね。個人的に分かりみが強い。
子供からしたらツッコミどころ満載のえんどうまめばあさんとそらまめじいさんの行動ですが、そこがこの本の愉快なところ。
非合理なように見えて合理的。タイミングは大切ですから。
ページをめくるごとに「そうよね〜」となってしまいました。共感しかありません。

この本に記された故松岡さんからのメッセージにも背中を押されます。
「暮らす」ということが大事。いそがしく、たのしくね。
松岡享子
準備や片付けが大変とはいえ、この内から湧き出る「衝動」が人として「豊かに暮らしたい!」と願う本能なのかもしれません。
大人なので、やろうと思えば自分の裁量で始められるし。
しかしながら、末娘以外は家族みんな似たような感じなのでおのおの常に「やりたいこと」を抱えている感じ…。
あぁ、これではミニマリストへの道はまだまだ遠いようです。
いつかやりたい事をやり尽くしたら、その日は来るのでしょうか。
ということで、ここまでお読みいただきましてありがとうございました!
また次回ぜひお会いしましょう。