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【メルマガ絵本沼】第9号(2022年11月)|絵本評:『マンヒのいえ』ってどんな家?
【メルマガ絵本沼】をお読みいただきありがとうございます(^^)/
先日数年ぶりに新大久保へ行き、高麗博物館で開催中の企画展「絵本で知ろう!おとなりの国 韓国・朝鮮の絵本からパート3」を鑑賞してきました。
これは韓国絵本の原書と翻訳版を集めた企画で、並んだ絵本たちを眺め、あらためて日本語に翻訳された韓国絵本ってこんなに増えたのかあと驚いた次第です。
昨今では日本でもペク・ヒナさんやスージー・リーさんらの絵本が人気で、千葉市美術館では「ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉−日本と韓国のいま」が開催されたりと、韓国絵本の存在が大きくなってきています。
そこで今回は日本における韓国絵本の展開上重要な作品である『マンヒのいえ』(クォン・ユンドク/1995年)を取り上げようと思います。
いつもながら長文ですが、最後までお付き合い願えれば幸いです (^^) _旦~~。
※※※お知らせ※※※
1.今週土曜日(12/3)開催の【絵本沼ゼミ:あの赤ちゃん絵本の見開き問題】は残り6席です!お早目にお申込みください。
2.11/12開催の「もっと深く。絵本沼読書会#2」は前回同様満席となりました。ありがとうございます(^^) 12月も開催予定ですので日程決まりましたら増刊号にてご案内します。
【絵本沼ゼミ】絵本評:『マンヒのいえ』ってどんな家?
日本における韓国絵本のマイルストーンである『マンヒのいえ』(クォン・ユンドク/みせけい/1998/セーラー出版(現らんか社))。
本作をより深く知るため、まずは韓国絵本の歴史をざっくりとまとめてみます。
■韓国絵本の(ざっくりとした)歴史
日本における韓国絵本の歴史は短いです。
というか、そもそも韓国絵本自体の歴史が浅く、まだ34年しか経っていません。
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