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私はAllyになりたい


先日、人権セミナーの講義でLGBTQ+について学ぶ機会がありました。

メディアで取り上げられることも多くなってきているので、見聞きしたことはある。けれども、内情を詳しく説明してみてといわれると、戸惑う方も多いのではないでしょうか?

私自身は、シスジェンダーのヘテロセクシャルで、性のことに関していえばマジョリティに分類されるんだろうな、と思っています。

だからこそ、それとは知らずに誰かを傷つけてしまっているのではないか、という可能性に怯えています。

自分の当たり前が、相手の当たり前ではないこと。価値観は人それぞれに違っており、それぞれがそれぞれの正解を持っているということ。
自分の価値観だけを基準としないこと。
情報は、常にアップデートが必要だということ。
自分の価値観を相手に押しつけないこと。
相手がどう受け止め、どう感じるかを想像してみること。相手を慮る以上に、自分のことも大切にする、お互いを思いやる気持ちが大切ということ。

心に留めて置かなければいけないことは山ほどあるけれど、人は完璧ではないから。間違いに気づいたら、心から謝ることも大切。

自分の行為を正当化しない。思い込みによる偏見を極限までなくしたいから、違和感を放置しないようにいつも気をつけています。

アライ(Ally)とは、英語で「同盟」や「支援」を意味するAllianceが語源で、LGBTQ+をはじめとするマイノリティを理解し支援する考え方そのものや、理解者・支持者であることを表明する人たちを表す言葉として使われています。
アライは誰かに認定されるものではなく、敷居が高いものではありません。
私たちwork with Pride 2023実行委員会は、当事者、非当事者問わず、

LGBTQ+を理解したい、偏見を持たずに受け入れ、支援したいという気持ちを持った方。

を「アライ」と考えます。

アライについて−work with Pride


”アライは誰かに認定されるものではなく” とありますが、私自身は、”偏見を持たずに受け入れ”られている自信はありません。
”Allyでありたい”と思う一方で、”Allyであり続けることは難しい” とも感じています。もしかしたら私も、誰かを傷つけてしまう言動を知らずにしてしまっているかもしれない。いま、この文章にも、配慮が足りないところがあったかもしれない。

そう思うから、私は、”Allyでありたい”と思うと同時に、”すべての人と対等でありたい”と思う。
支援する側、される側と分けるのではなく、「その言い方ちょっと傷つくぅ〜」と、気軽に指摘してもらえる関係性を築きたい。「それって偏見じゃない?」と、疑問を口にしてもらえるような自分でありたい。もしかしたら、こんな発言自体がおこがましいことなのかもしれないのだけれども。

だけど…。
わからない。わからないから教えてほしい。
間違っているかもと思うから、よりよい答えを導き出したい。

私にできることはなにかを知り、できることがあるならば実行していきたい。

そう、意思表示をすることが、きっと、”Ally”への第一歩になるはずだから、私は私の信じた道を進んで行くために、この文章を書きました。

そして、もし、これを読んだ方々が少しでも興味を持ってくれたなら嬉しいです。


ー参考ー

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一生、手元に置いておきたくなるような詩集を作りたい。 こころが折れそうなときに力をくれる絵本を作りたい。